【第102回箱根駅伝】みどころ

【第102回箱根駅伝】みどころ

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史上稀に見る混戦必至! 第102回箱根駅伝のみどころです。

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目次

  1. 優勝争いは“5強”=青山学院大学、駒澤大学、國學院大學、早稲田大学、中央大学を中心に展開
  2. “5強崩し”を狙うチーム——創価大学、城西大学、帝京大学、東洋大学
  3. 史上最速の混戦に⁉ シード権争い
  4. エース
  5. 個性派ランナー

優勝争いは“5強”=青山学院大学、駒澤大学、國學院大學、早稲田大学、中央大学を中心に展開

注目はやはり大会2連覇中の青山学院大学です。ここ11年で8度の優勝と、箱根路では無類の強さを誇ります。今季は出雲駅伝が7位で表彰台を逃すなど苦戦しましたが、全日本大学駅伝では3位と地力があるところを見せました。
チームの中心は黒田朝日(4年)。狙ったレースは絶対に外さない、今や向かうところ日本人選手敵なしといった強さを見せています。キャプテンであり大エースの黒田は、2月に大阪マラソンで初マラソンに挑戦し、2時間06分05秒で走破、日本人学生記録を樹立しました。さらに日本インカレ10000mで日本人トップの3位、出雲では6区区間賞、全日本では7区で田澤廉(駒大)の記録を上回る区間記録で区間賞。11月のMARCH対抗戦でも27分37秒62をマークし、自己ベストと青学大記録を更新しました。前回箱根では2区で区間新記録の区間3位。時計を持たず感覚だけで走り切る黒田は、どこに配置されてもゲームチェンジャーになる存在です。
黒田を支える戦力も充実しています。前回10区区間賞の小河原陽琉(2年)は主要区間を担える力があり、2年連続8区区間賞の塩出翔太(4年)は出雲6区で区間賞。MARCH対抗戦では、黒田に加えて折田壮太(2年)宇田川瞬矢(4年)飯田翔大(2年)、世田谷ハーフでチームトップだった佐藤愛斗(2年)が27分台をマークしました。特に折田は出雲2区10位の悔しさを宮古サーモンハーフ優勝とMARCH対抗戦で晴らし、宇田川も27分台で笑顔を見せました。
箱根に向けては5区・6区の経験者が抜ける不安は残りますが、「箱根駅伝といえば青山学院」と黒田が言うように、しっかり合わせてくるでしょう。原晋監督のつけた作戦名は『輝け大作戦』。それぞれが役割を果たし、一番星のように輝くフレッシュグリーンが見られるでしょうか。

駒澤大学は前回2位で、経験者が9人残る強力な陣容です。出雲は5位と苦戦しましたが、全日本では優勝し、三大駅伝通算30勝目を達成しました。チームの中心は4年生の4人、山川拓馬、伊藤蒼唯、佐藤圭汰、帰山侑大です。
5000m13分09秒45で日本歴代2位の記録を持つ佐藤圭汰は、スタートラインに立てば必ずインパクトのある走りをします。前回箱根は故障明けで、10ヶ月ぶりのレースながら7区で区間新記録を樹立。今季は故障で出遅れて出雲の出走はなりませんでしたが、全日本ではエース区間7区を任され、しっかりと結果を残しました。今回もゲームチェンジャーとしての役割が期待されます。
全日本優勝の立役者は伊藤蒼唯でした。5区で区間2位以下に1分25秒もの差をつける“圧勝”で首位に押し上げました。4月の学生個人選手権10000mで優勝を果たすなど、勝ち切る力を身に付けてきた伊藤。箱根ではこれまで2度6区を担ってきましたが、平地区間での出走となれば、他校にとってはさらに脅威でしょう。
練習のやりすぎで故障することが多かった山川拓馬は、キャプテンになり藤田敦史監督との対話を重ねたことで、練習をセーブしながら継続することを覚えました。函館マラソン(ハーフ)では1時間01分25秒の好タイムで学生トップ。「山川は前にいる全員を抜く気持ちで走る」と藤田監督が話すように、駅伝では底知れぬ力を発揮する選手です。最後の箱根路でも爆走が見られるでしょうか。
“次期エース”桑田駿介(2年)は出雲3区9位で順位を落とし、涙を流しました。全日本は出走メンバーに入れなかったものの、上尾ハーフでは1時間00分48秒で2位と高いポテンシャルを証明しました。
そのほか、藤田監督が「駅伝では絶対に外さない」と信頼を寄せる谷中晴(2年)、夏は山川と同じ練習を積んだという坂口雄哉(2年)、ロードに強い村上響(3年)ら、選手層にも厚みがあります。
4年生は「三冠」を知る最後の世代。「4年時に三冠しよう」と語り合っていた目標には届きませんでしたが、最後の箱根路で「二冠」となるか。藤色の強さに注目です。

前回3位の國學院大學は、ハーフ60分台の記録を持つ4人――上原琉翔キャプテン(4年)、青木瑠郁(4年)、野中恒亨(3年)、辻原輝(3年)――が軸です。今季は出雲駅伝で優勝し、見事に連覇を果たしました。
エースに成長したのが野中恒亨です。春からあえて“エース”という言葉を自ら使い、周りを鼓舞しながら自身を高めてきました。出雲では3区で留学生を相手に一歩も引かず区間2位。全日本は3区で区間賞を獲得しました。さらに八王子ロングディスタンスでは27分36秒64をマークし、國學院大學記録を更新。今、最も勢いに乗るランナーの一人です。
同じく3年の辻原輝は、神奈川県二宮町出身。4区に強いこだわりを持ち、今回ももちろん希望は4区。イェゴン・ヴィンセント(東京国際大)が持つ区間記録に挑みます。
青木瑠郁は、1年生から三大駅伝皆勤賞を継続するこの世代唯一の選手です。全日本では7区9位と不本意な結果でしたが、上尾ハーフでは1時間00分45秒で優勝を果たし、力を見せつけました。
今季のチームスローガンは『はばちかす~想いの継承、そして革新へ~』。「はばちかす」には上原の地元・沖縄の方言で「名声を高める」「はばたく」という意味があります。前田康弘監督も太鼓判を押す上原の人間性とキャプテンシー。レギュラーではない部員も含めて全員で箱根の総合優勝を目指せるチームを作り上げてきました。また今年は、日本学生ハーフマラソン3位入賞を果たし、ワールドユニバーシティゲームズに出場、日の丸を背負って戦いました。
近年課題は山区間と言われていますが、今季は下級生を育てていると前田監督も明言。本気で箱根を獲りにいく姿勢を見せています。古代紫の悲願が達成されるか、注目です。

早稲田大学はエースでキャプテンの山口智規(4年)が結果を出し続けています。今年2月から2ヶ月間オーストラリアで修業をし、走りでも、メンタル面でも逞しくなりました。速さに強さがついた印象です。関東インカレ1部10000mでは日本人トップの3位、日本インカレでは1500mと5000mの二冠を達成。さらに1500mでは日本選手権にも出場し、2位に入りました。トラックの印象が強い山口ですが、出雲駅伝では2区で区間賞を獲得。4年目にして初めて三大駅伝の区間賞を獲得するなど、駅伝でも存在感を発揮しています。箱根は2年時から2区を担っていますが、今回はどうなるでしょうか。
工藤慎作(3年)も欠かせないピースの一人。箱根では2年連続で5区を担い、前回は区間2位。「山の名探偵」の異名が付くほどインパクトのある走りを見せます。今年は日本学生ハーフマラソンで優勝、関東インカレ1部ハーフも優勝、さらにはワールドユニバーシティゲームズでも優勝を果たし『学生世界一』の称号を手にしました。駅伝でも、全日本8区で、渡辺康幸が持つ日本人記録を30年ぶりに塗り替えるなど、ハーフの距離では無敵の強さを誇ります。箱根5区に工藤がいることはチームにとっては大きなアドバンテージに、他校にとっては大きな脅威でしょう。
今季は出雲2位、全日本5位。出雲は6区間中3区間で1年生を起用しましたが、今シーズン、この起用も当然と思わせるほどの力を持つルーキーたちが入学してきました。
鈴木琉胤はインターハイ5000mで大会最高記録を更新、全国高校駅伝1区で日本人最高記録を更新し区間賞を獲得、5000m13分25秒59の高校日本歴代2位の記録など、数々の実績を引っ提げて入学。今季は関東インカレ1部5000mで日本人トップの2位、さらに日本選手権にも出場しました。鈴木の強みは、レースを自分で作る力を持っているところ。世代を代表するスーパールーキーの箱根路デビューに注目です。
3000mSCでインターハイ優勝、高校歴代2位の記録を持って入ってきたのが佐々木哲。入学後も、学生個人選手権で優勝を果たすと、アジア選手権4位、日本選手権3位と実績を残しています。さらに、堀野正太、多田真ら、駅伝に強い選手もいます。黄金時代の幕開けと言って過言でない陣容です。
疲労骨折で今季ここまで駅伝を走っていない山口竣平(2年)の状態が気になりますが、それでも往路優勝に向けては視界良好と言えるでしょう。

中央大学は前回の箱根で強烈なインパクトを残しました。1区吉居駿恭(4年)が飛び出すと、5区途中まで首位を走って往路2位。今季は“5強”に数えられる存在となりました。
今年の中央大学は夏の過ごし方を大きく変え、練習もスピード中心のものから泥臭く距離を踏むことに舵を切り、走る土台と心のスタミナを強化してきました。出雲駅伝では力を発揮しきれませんでしたが、全日本は2位に入り、取り組みの成果を証明しています。
27分台ランナーの数は実に6人。岡田開成(2年)、藤田大智(3年)、吉居駿恭、本間颯(3年)、溜池一太(4年)、さらにはルーキーの濵口大和。上位10名の10000m平均タイムは27分55秒82と驚異の数字、史上初めて27分台にのせました。自慢のスピードに“泥臭さ”という武器が加われば、箱根路でも間違いなく一段上の強さを見せるはずです。30年ぶりの総合優勝へ、駅伝力が試される時が近づいています。史上最多99回目の出場を誇り、どこよりも箱根路を知る真紅の襷が頂点に立つときが近づいています。

 

王座奪還を目指す駒澤大学、連覇を狙う青山学院大学

筆頭は創価大学。今季は“5強”に創価大を加えて、“6強”とも言われます。大エース・吉田響の抜けた穴は小さくありませんが、その危機感からそれぞれが力をつけてチーム力を上げてきました。チームの屋台骨を支えるのは上級生。石丸惇那(4年)、野沢悠真(4年)、織橋巧(3年)、小池莉希(3年)です。とくに石丸は、前回の箱根で出走メンバーに選ばれなかった悔しさを糧に、今季は一層取り組みを強化してきました。「惇那が駅伝を走れるようになったのが大きい」と榎木和貴監督が話し、成長を評価しています。
さらに、下級生の中でインパクトを残しているのが山口翔輝(2年)。今季は秋シーズンだけでも、出雲駅伝(5区4位)、全日本大学駅伝(8区6位)、世田谷246ハーフ(大会新記録で優勝)、日体大記録会(10000mで自己ベストを更新)と試合を重ね、タフさを見せています。今回も、前回に続いて5区山上りを担うことになるでしょうか。
今大会注目したいのが、齊藤大空(3年)。前回箱根で1区を担いましたが、区間17位。聞けば、レース中に大腿骨を疲労骨折していたそうです。その後さらに、仙骨、踵骨と続けて疲労骨折と故障を繰り返し、レース復帰には実に11ヶ月を擁しました。ただ、チームの上位進出に欠かせない選手であることは間違いありません。チーム目標「3位以上」に向けて、総合力で戦い抜きます。

前回6位の城西大学はなんといっても特殊区間、5区・6区に計算できる選手がいるのが強みです。5区出走濃厚なのがキャプテンの斎藤将也(4年)。前回は直前の体調不良の影響がありながら区間3位でした。前回以上の走りが期待されますが、1・2年時は2区を担っていて、平地にまわる可能性も十分にあります。エース区間を託される可能性もゼロではなく、区間配置も含めて注目です。6区は小林竜輝(2年)が、前回1年生記録を更新する区間3位。今回も攻めの区間になるでしょう。
櫛部静二監督が「成長著しい」と語る柴田侑(3年)は初の箱根で重要な区間を担うことになりそう。前回9区区間賞の実力者・桜井優我(4年)は今季故障で苦しみましたが、最後の箱根でどんな姿を見せるかに期待したいところです。

今大会、これまで以上に存在感を見せそうなのが帝京大学。全日本では2区で一時先頭を走るなど、インパクトのあるレースをしてきました。
「全員がエース」と中野孝行監督が語るように個性豊かな選手が揃う帝京大学ですが、中心は島田晃希(4年)楠岡由浩(3年)。島田は2月の日本学生ハーフで帝京大記録を更新する1時間00分56秒をマークすると、6月にオーストラリアで行われたペッパーズサイロハーフマラソンでは大会記録で優勝。楠岡はトラックでは7月に5000m(13分50秒12)、11月に10000m(27分52秒09)の帝京大学記録を更新し、帝京初の27分台ランナーになりました。駅伝でも出雲1区3位、全日本は2区で佐藤圭汰に並ぶ区間タイ記録で区間賞を獲得し強さを見せています。「勝ち切ることを重視してきた」(中野監督)のテーマを2人は見事に体現しています。
目標は「“5強”崩し」。「世界一諦めの悪いチーム」が貪欲に上位進出を目指します。

20年連続シード権獲得中の東洋大学も、「“5強”崩し」を虎視眈々と狙います。今季は酒井俊幸監督就任以降初めて全日本の出場を逃しましたが、その分しっかりと練習を積んできました。
勢いがあるのは2年生。松井海斗、迎暖人、宮崎優、内堀勇の“4本柱”が重要な区間を担うことになりそうです。さらに、経験豊富な4年生、網本佳悟、緒方澪那斗、西村真周も順調そう。前回は当日変更可能な人数6人を使い切るスクランブル体制ながら底力を見せてシード権を獲得しましたが、今回はより強い東洋大学が見られそうです。
状態が気になるのは岸本遼太郎(4年)。今季は足のイボをかばって走ってきた影響から右大腿部を故障、さらに9月にはそのイボを取り除く手術を受け、練習を積めていません。それでもメンバーに入ったのは箱根駅伝での実績があるから。100回大会は10区で区間賞を獲得、前回101回大会は4区で7人を抜いてチームをシード圏内に押し上げました。岸本が復帰となれば、目標達成への大きなピースとなることは間違いありません。箱根駅伝では酒井監督の調整力と区間配置、選手の力を合わせて挑みます。

 

史上最速の混戦に⁉ シード権争い

箱根駅伝は上位10校に翌年のシード権が与えられえます。またシード校が出雲駅伝の出場権を得ることになるので、シード権を獲るか否かは、翌年度のチームの明暗を握ると言っても過言ではありません。

シードを落としたチームは予選会からの再出発となりますが、その予選会が過酷なレースになることは言うまでもありません。暑さの影響を考慮し、これまでより1時間05分早い8時30分スタートとなった10月の予選会は、狭き10枠を42のチームで争いました。東海大学と東京農業大学が本戦復帰を果たした一方、法政大学が11位、専修大学が13位で涙。法政大学のタイム10時間37分13秒は、周回コースだった95回大会を除いて落選チーム最速でした。ミスがなくても通過できないほどにレベルが上がっているのが、今の予選会です。

前回の箱根でも熾烈なシード権争いが繰り広げられました。9区を終えた時点で、8位東洋大学から12位日本体育大学まで5チームが37秒差の大混戦。10区途中で、東洋大、帝京大、順天堂大、東京国際大の“4つ巴”となり、このうち3チームしかシード権を獲得できない息を飲む展開になりました。結果は8位東京国際大、9位東洋大、10位帝京大、そして11位が順天堂大。順天堂大はわずか7秒の差でシード権を逃しました。

今回、予選会からの出場校では、その順天堂大学、10000m上位10名の平均タイムが5位の日本大学、2年ぶりの箱根路復帰を果たした東海大学、強力な4年生が引っ張る日本体育大学などがシード権に絡んでくることが考えられます。予選会トップの中央学院大学、地力のある大東文化大学も虎視眈々と狙ってきます。命運を分ける10位と11位の差、シード権争いにも注目です。

 

エース

エースの走りは、単にタイムを稼ぐだけではなく、チームに勢い、勇気をもたらします。そのエースをどこに配置するかは戦略上のキーポイントになるので、この点もみどころの一つです。
エースが多く投入されるのは「花の2区」。1区が出遅れた場合に挽回する必要がある区間であり、また距離が23.1kmと9区に並んで長く、さらに終盤には権太坂や「戸塚の壁」と言われる上り坂が待っています。走力、精神力ともにタフな選手でなければ攻略できないのが2区なのです。

その2区で前回大会1時間05分31秒の驚異的なタイムをたたき出し、区間記録を更新したのがリチャード・エティーリ(東京国際大3年)。初の箱根出走で12人抜きの快走を見せ、先輩イェゴン・ヴィンセントの持つ区間記録を更新しました。エティーリは5000m、10000m、20km、ハーフマラソンと学生記録を4つ保持する、文字通り史上最速の留学生ランナー。脚の状態が心配ですが、「状態がよければ目標は2区で64分台」と驚異的なタイムを口にしました。今回も異次元のスピードが見られそうです。
黒田朝日(青山学院大4年)は2区日本人歴代2位の記録を持ちます。2区を走ればそれ以上のタイムが期待されますが、上りの適性もあり5区の可能性もゼロではありません。
駒澤のエース・佐藤圭汰(4年)は、前回故障明けということもあり、復路7区での起用となりました(区間新記録を樹立)。しかし、万全であれば往路を担うべき選手です。佐藤圭汰をどの区間に起用するかで、レースの流れが大きく変わることになりそうです。

中央大学は吉居駿恭、溜池一太(ともに4年)とともに、前回3区区間賞の本間颯(3年)、10000m中大記録の27分37秒06を持つ岡田開成(2年)がいます。箱根予選会日本人トップの中央学院大学・近田陽路(4年、キャプテン)は過去2度の箱根はいずれも区間2桁順位、最後の箱根でリベンジを狙います。東京国際大学の日本人エース・菅野裕二郎(4年、キャプテン)と、成長著しい小柴裕士郎(2年)、2人の「ゆうじろう」にも期待です。5000m日本人高校記録保持者の順天堂大学・吉岡大翔(3年)は、エースの覚悟を持って3度目の箱根路に挑みます。山梨学院大学は留学生に加えて、平八重充希(4年)の安定した力が光ります。日本大学はシャドラック・キップケメイ(3年)に加えて、冨田悠晟(4年)、さらに上尾ハーフで日大日本人記録を更新した髙田眞朋(3年)など、日本人選手の選手層も厚くなっています。東海大学は花岡寿哉・兵藤ジュダ(ともに4年)の仲良しコンビが2枚看板。シード権を獲得し、笑って終われるでしょうか。東京農業大学には10000mで27分21秒52の日本人学生記録を持つ前田和摩(3年)が、神奈川大学の宮本陽叶(4年)がいます。大東文化大学は2区出走が濃厚な棟方一楽(3年)に加え、入濵輝大(4年)、大濱逞真(2年)、菅﨑大翔(1年)と、各学年にエースがいます。日本体育大学は箱根予選会日本人2位で10000m日体大記録保持者の平島龍斗、田島駿介、山崎丞の“3本柱”がチームを支えます。今シーズンの後期は故障に苦しんだ立教大学の馬場賢人(4年)が復帰レースでどんな走りを見せるでしょうか。また、関東学生連合チームで法政大学のエース・大島史也(4年)が箱根路に挑みます。5000mと10000mで法大記録を持つ大島のプライドをかけた走りに注目です。

 

個性派ランナー

箱根駅伝を走るのは、当然ながら学生です。メディアに取り上げられる機会は多くなりますが、普段、一般の学生と同じように授業を受け、さらに競技に打ち込んでいます。そんな学生たちの中には個性的な経歴や趣味を持つ方もちらほら。

関東学生連合チームの選出方法改正により、2年連続で選出されたのが秋吉拓真(4年)。しかも秋吉は日本の最高学府・東京大学に在籍するランナーです。前回は8区を区間7位相当で走り、さらには東京大学大学院・古川大晃との“赤門襷リレー”も話題になりました。
大東文化大学、期待のルーキー・菅﨑大翔は学年で言えば2年生の世代。1年遅れで入学してきました。訊けば、高校卒業後一度は自動車メーカーに勤めたものの、箱根駅伝への想いから退職し、大学進学を決めたとのこと。

趣味でいえば、際立つのが日本体育大学・二村昇太朗(4年)。プログラミングが得意で、日体大駅伝部のホームページは二村がすべてゼロから作り上げたそうです。

文化放送は毎年、出場する21チーム(20校+関東学生連合チーム)の監督とエントリー16名全員に、直接お話を伺うかたちで取材しています。この取材をもとにした選手の横顔を、中継の中でもお届けしていく予定です。文化放送の緻密なレース実況と、それを支える膨大な選手情報で、来たる第102回大会をお楽しみください。

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