【アナコラム】甲斐彩加「また来年も自分の『好き』を信じながら」
文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「アナウンサーコラム」。週替わりで文化放送アナウンサーがコラムを担当しています。この記事では全文をご紹介!
▼12月26日配信号 担当
甲斐彩加アナウンサー
今年も残すところ、あとわずかとなりました。
忙しない日々の中で ふと立ち止まり、1年を振り返る方も多いのではないでしょうか。
私も振り返ってみると…
あっという間だったようで、ひとつひとつ思い出すと心が動いた出来事の多い1年でした。
今日は、そんな2025年を、少しだけ言葉にしてみます。
まずは、お仕事のことから。
この1年は、文化放送3年目にして最も変化の大きい1年でした。
4月から半年間「くにまる食堂」に仲間入りし、初めてお昼のワイド番組を担当しました。レギュラーでの中継コーナー(正確には天気予報コーナー)も初挑戦。これまで片手で数えるほどしか経験のなかった中継は、正直、前日から憂鬱になるくらい苦手でした。
それでも回数を重ねるうちに、少しずつ緊張が和らいでいくのを実感。 …まだ苦手ではありますが(笑)
そして秋の改編で、その「くにまる食堂」は番組終了。
入社時から担当していた「てるのりのワルノリ」、音楽の世界を広げてくれた「鎌田俊哉のTokyo 4th Wave Music」(元「鎌田俊哉のえモンカケ」)も最終回を迎えました。
最終回までは「最後まで良い番組を届けたい」という想いで走り切り、しんみり考える余裕もありませんでしたが、番組が終わって少し経った頃からじわじわと実感が湧いてきました。
毎週当たり前のように会っていた出演者やスタッフに、ぱたりと会えなくなる寂しさ。番組が続くことは決して当たり前ではなく、聴いてくださるリスナーの皆さんがいてこそ成り立つものなのだと、改めて感じています。いつも本当にありがとうございます。
続いて、やはり今年も私の1年を語るうえで欠かせない存在、アーティスト・西野カナさん。
西野カナさんのライブに、いくつも足を運ぶことができました。



約5年半の活動休止を経て、昨年、再びステージに戻ってきてくれた西野カナさん。
放送でもお話ししている通り、私は「西野カナさんに会いたい」という想いでアナウンサーを志し、東京へ出てきました。だからこそ活動休止を知ったときは、進む先に立っていた目印や夢が、ふっと消えてしまったような感覚でした。
そんな私の生き甲斐とも言える西野カナさんが、2018年以来およそ7年ぶりとなる全国アリーナツアーや12年ぶりのクリスマスライブを開催。学生時代のように全会場を追いかけることはできませんでしたが、久しぶりに遠征も。愛知まで足を運んで、あの空気を全身で味わうことができました。

好きなものを追いかけ、心を満たす時間が、静かに戻ってきた1年。
この感覚を胸に、また来年も自分の「好き」を信じながら、前に進んでいきます。
最後に、少しプライベートなお話を。
新婚旅行で訪れたシンガポールです。

もともと海外への関心があまり高くなく、これまでの海外旅行は家族で行ったハワイと韓国の2回だけ。今回は観光雑誌を2冊買い、ネットでも調べながら、日程や移動手段を細かく計画しました。
それでもやはり海外は国内のようにはいかず、終始ドキドキ。体力を消耗して毎晩寝落ち状態でしたが、すべてが新鮮で、海外旅行の面白さを知る旅となりました。

もっといろいろな場所に行ってみたい。
そして、32歳にして初めて「英会話ができるようになりたい」と本気で思った出来事でもあります。
来年は、来年こそは、英会話の勉強を始めたいです。いや、始めます!!(笑)

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