ベネズエラ情勢は、日米関係の沖縄問題に似ている
12月25日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)では、緊迫するベネズエラ情勢について取り上げた。
麻薬密輸船への攻撃を繰り返すアメリカと、ベネズエラの対立が深まっている。
アメリカは近隣の親米国との軍事的な協力を強化しつつある。
ベネズエラからほんの10kmしか離れていない島国「トリニダード・トバゴ」には、アメリカ軍の対空レーダーが設置された。
市民は紛争の飛び火に怯えており、付近の漁村では漁師が海に出るのを辞めているほど……
大竹まこと「これもうあれだよね、トランプ政権の強引な……グリーンランドもそうだし、ここもそう。詳しく調べもしないで、上から船を爆破してしまうっていう乱暴なやり方。ベネズエラは決して良い政権とは言い難いんだけど……それでも隣国のトリニダード・トバゴに基地を置くって話になると、構図としてアメリカが沖縄の端に軍の施設を置いてるみたいな……」
青木理「おっしゃる通り、相似形だと思います。ベネズエラのマドゥロ政権は非常に強圧的で、賛否はあるけど抵抗している人がノーベル平和賞を取ったりもしたじゃないですか。そういう動きもある中で、トランプさんはマドゥロ政権をテロ組織の首謀者だとか言って、武力攻撃も辞さないと。大国の都合でこういう小国が翻弄されて、場合によっては一番割りを食わされてしまうみたいな話は、日米関係におけるところの沖縄なんかと同じですよね。高市総理の台湾有事をめぐる発言で、日中関係は問題になってるけど、万が一の際に一番割りを食うのは南西諸島や沖縄だという話ですからね」
大竹「いずれにしても、大統領がトランプだからっていうのはネックになるよねえ……」
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午前11時30分~午後3時、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
※タイムフリーは1週間限定コンテンツです。
※他エリアの放送を聴くにはプレミアム会員になる必要があります。
関連記事
この記事の番組情報



