政府が近日まとめる外国人政策、永住要件に日本語能力を追加。
12月31日(水)の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、水曜コメンテーター・経済アナリストの森永康平氏と番組パーソナリティの寺島尚正アナウンサーが、日本政府が1月にもまとめる外国人政策で、永住要件に日本語能力を追加する方針というニュースについて意見を交わした。

森永氏「何ヵ国語も勉強してきた私からしても、日本語は一番難しい。日本語を永住要件に加えるのは、難易度としては非常に高いと思います」
寺島尚正アナ「政府が来年1月にもまとめる、外国人政策の基本方針に盛り込む施策の概要が分かりました。
永住許可などの在留資格や国籍取得の厳格化、税の未納や社会保障の給付の不正受給の防止策を徹底することが柱です。自民党は3つのプロジェクトチームで議論を進めていて、来年1月下旬に政府に提言する予定です
在留管理では永住要件に日本語能力を追加して、具体的な収入の基準を設定します。国籍の取得では、来年春にも要件の居住期間を5年以上から永住許可と同様に、原則10年以上とします。
アルバイトなど留学生の資格外活動は不法就労を防ぐため、入国の時に申請すれば原則許可する仕組みを改めて、勤務時間などを厳密に管理するとしています。
永住要件の厳格化ですが、森永さん、これはどういう感想を持ちでしょうか?」
森永康平「そうですね、すでに日本に住む外国の方も増えている中で、要件をちょっと厳しくしていくっていうのは、僕は必要だと思ってるんですよね
ただ一方で外国に住んでた僕の立場からすると、日本語を要件に加えるっていうのは、難易度としては非常に高いなって思いますね。
やっぱり他の言語に比べると、我々日本人生まれだからこの言語を使ってるんで、日本語が難しいかどうかってわからないまま使いこなしちゃってますけど、他国の言語を外国人として何ヵ国語も勉強してきた僕の立場からすると、他の言語と比べると日本語って本当に難しいんで、それって結構大変なんじゃないかと。
ただ一方で、だからこそ日本にちゃんと永住する以上は、ある程度日本語ができた方がいいと思いますよ。ハードルが高いと思いますけど、やっぱりできないと本人も大変だと思いますし」
寺島「易しくしたところで、暮らし始めてからがね」
森永「そうなんですよ。暮らしていけなかったらね……そういう意味ではちょっとハードルは高いと思いますけど、結果的に自らもそれによって助けられる部分もあると思いますから、今回の方針は私はいいんじゃないかなという風に感じてますね」
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