【第102回箱根駅伝】青山学院大学〜往路優勝後共同会見〜
★文化放送の箱根駅伝特設サイトはこちらから★
――黒田朝日(4年)選手の存在は、チームにとってどんな影響がありますか?
1区・小河原陽琉(1年)「朝日さんは出雲駅伝からずっと区間賞を獲ってきて、本当に一番安心感のある選手で、どのレースでも外さない。そういう選手が5区にいると思うだけで、他の選手の心の余裕は大きくなると思います。自分も『5区に朝日さんがいる』と安心しながら走ることができました」
2区・飯田翔大(2年)「5区に朝日さんが控えているのは安心感がありました。でも、朝日さんだけに頼ってしまっては、往路優勝どころか明日のスタート位置も悪くなる。チームスローガンの『王者の挑戦 〜俺が青学を勝たせる〜』を意識して、自分が悪い流れを断ち切り、いい方向に持っていく思いで走りました」
3区・宇田川瞬矢(4年)「同期の朝日は昔から外すことなくエース級の走りをしてきた。だからこそ、朝日に頼りっぱなしになるのが悔しくて。今回の箱根は『朝日はいないもの』と考えて、自分が青学を勝たせる気持ちで走ることを考えていました。でもやっぱり朝日が後ろにいるのは安心感があって、自信にもつながる。影響は本当に大きいです」
4区・平松享祐(3年)「5区に朝日さんが控えているというのは自信にもなりましたし、沿道でも『朝日が待ってる』という声が本当に多くて、それで踏ん張れた部分もありました。信じてはいましたけど、あのタイム差だったので、正直どこかで往路優勝は難しい、復路での逆転かなと思っていました。想定以上の“バケモノ”でした」
――黒田選手ご自身の強さの要因を教えてください。
黒田朝日「レースで走れる要因として一番大きいのは、周りの選手を気にせず、自分の走りだけにフォーカスして走れること。相手が他校のエースや記録の強い選手でも、そこでメンタルを左右されることなく、自分の力を100%発揮できる。そういうところが要因になっているのかなと思います」
――今回初めての山上り、前回までの事前調整と違いはあったか?
黒田朝日「うちは区間によって調整方法に違いはない。往路は往路で、というような感じで調整しています。2区と5区で調整の違いはありません。自分が走るイメージをどっちの区間でしているかというところです」
――3年連続2区でしたが
黒田朝日「箱根で自分がこの区間をどうしても走りたいというのは全然無い。今回、他の区間を任せられていても、自分はそこで自分の走りをするだけです。なので、別に2区に対して特別な感情は無い。僕がしっかり力を出すというところを任せられていたと思っています」
――平松選手に。去年、一昨年と当日変更で、今年こそはという想いがある中で、4日前に一回当日変更と言われて、その翌日にやっぱり出走となったそうですが、メンタルのコントロールはどうしていたか?
平松享祐「いざ走るとなったときに、みんなが声をかけてくれてハグしてくれて、力になりました。急遽走るとなったとき最初は心臓がバクバクしていて、落ち着きがなかった。正直、自分は11番目の選手だったので、急遽4区と言われたときの責任感が多少プレッシャーが的を外れているというか。そこで、責任を負うのがなかったので、急遽ではあったが、結果的にいい方向に変わったかなと思っている」
――今レースの後半の記憶が無いということだったが、今までにあったのか?
黒田朝日「これまでに箱根を2回走っている2区の最後の戸塚の壁はほぼ意識がないです」
――弟の然(青山学院大学2年)選手が給水担当でしたが、それは朝日選手のリクエストだったか?
黒田朝日「給水に関しては僕が選んでいます。然が鼓舞してくれて、その声掛けがあって、力を最後まで出し切れたかなと思っています」
――原監督は黒田選手を「史上最強ランナー」と評している。どこにそう感じるのか?
原晋監督「それは結果ですよね。学生三大駅伝で、彼が出走した区間は全て区間3番以内、一度も外したことがない、ある意味ゲームチェンジャー的存在です。ほぼ区間新ですし、フルマラソンの学生日本記録保持者ということなどの事実を踏まえて『史上最強ランナー』だと思っています」
――青山学院には定期的に「駅伝男」が現れます。指導や育成サイクルとして、意識していることはありますか?
原晋監督「指導方針として『自ら立つ自立』から『自ら律する自律』を求めています。1年生の時は、陸上競技をやる上での心構え、学生競技者としてのノウハウ、道徳、ルール、マナーをしっかり植え付ける。そこから3年生、4年生で『自ら考えて行動できる自律』へ上がっていく。できている子が“駅伝男”になってくると僕は思っています。箱根でも『あなたは何分何秒で』という指導はしていません。自分でどれくらいで走るかを整理して走るのが青学のスタイル。マニュアルに囚われない分、たまにオーバーペースになる子も出ますが、それが青学らしさだと思います」
-
Information
-
-
『文化放送新春スポーツスペシャル 第102回東京箱根間往復大学駅伝競走実況中継』
1月2日(金)・3日(土) 7:30~14:30 *全国33局ネット(放送時間は異なる場合があります)
▼1月2日(金) 往路
ゲスト解説:山本歩夢(國學院大學OB、旭化成陸上部)
ゲスト解説:吉田響(創価大学OB、プロランナー、サンベルクス陸上部)
移動解説:柏原竜二(東洋大学OB、「2代目・山の神」、『箱根駅伝への道』ナビゲーター)
総合実況: 斉藤一美アナウンサー
▼1月3日(土) 復路
ゲスト解説:田中悠登(青山学院大学前キャプテン、FBC福井放送アナウンサー)
ゲスト解説:篠原倖太朗(駒澤大学前キャプテン、富士通陸上競技部)
移動解説:柏原竜二(東洋大学、二代目山の神、『箱根駅伝への道』ナビゲーター)
総合実況: 寺島啓太アナウンサー
-
関連記事
この記事の番組情報
文化放送新春スポーツスペシャル 第102回東京箱根間往復大学駅伝競走実況中継
2026年1月2日(金)・3日(土) 7時30分~14時30分
3連覇を狙う青山学院大学、全日本の勢いそのままに“二冠”へ挑む駒澤大学、歴代最強クラスで初優勝に挑む國學院大學、30年ぶりの王座奪還を期す中央大学、そして在感…