高市総理が衆議院解散を正式伝達 「大義がない」と野党が反発
1月15日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、木曜コメンテーターで京都大学大学院教授の藤井聡氏と寺島尚正アナウンサーが、衆議院解散に関するニュースについて意見を交わした。

藤井氏「最も適切なタイミングやと僕は思いますね」
高市総理は14日、与党幹部と官邸で会談し、23日に召集する通常国会の早期に衆議院を解散する意向を正式に伝えた。19日に高市総理が記者会見を開く。通常国会の冒頭で解散に踏み切る場合、「1月27日公示―2月8日投開票」の日程を軸に調整しているという。
高市総理は会談で、自民と維新の連立合意の内容について国民の信を問う考えを示している。
23日解散、2月8日投開票となると、その期間は16日間で戦後最短。解散から投開票日までの日数をなるべく短くして、2026年度予算案の国会審議への影響を抑えたい考えが透けて見える。
高市総理は、物価高対応などを理由に26年度予算案の早期成立を目指す方針を示してきた。衆院選に入ると、予算案の成立は年度をまたぐことになる見通しで、暫定予算で対応する構えだという。これに対し、野党は「予算案の審議を前に総選挙をやる大義はない」と批判している。
寺島アナ「藤井さん、このあたりはいかがでしょうか?」
藤井氏「石破内閣の方針というのは引き継がれていないんです。政権交代が本格的に起こったというのが高市政権の樹立ということになっていて。もし小泉進次郎氏が(総裁選で)勝っていたら、石破政権をそのまま引き継ぎますよということだったんで、解散総選挙をする理由は全くないわけですけれども。リベラルで緊縮財政の石破から、保守で積極財政の高市に変わったってことは、自由民主党が急に(立憲民主党の)野田氏と全く同じことを言い出したぐらいのインパクトのある話なんですよね。石破と野田って(方針が)基本的に一緒だったわけで。そこからいきなり野田と全然違う高市さんがやってるわけですから、国民の信は問うてない状況なんですよね。だから国民からしてみたら『なに勝手に政権変えとんねん』と。『俺は元々、石破やと思って投票したんや』と。『石破から変わってんだから俺の話聞いてへんやん』っていうことになってるんですよ。一番偉いのは国民ですから、国民主権だから。国民という主権者に何も言わないで勝手にコソコソっと変えてるわけでしょ?『コソコソせんと、ちゃんと俺にええかどうか聞いてこいよ』と、国民側が言わないといけない局面にあるわけです。で、議院内閣制なんだけど、こういうことが起こっちゃうわけですよね。だからこれはもう早急な解散総選挙っていうのは必要なんですよ。これで考えたら去年の11月に選挙をするべきだったんですけども、11月にやっちゃったら補正予算もできないから、ガソリンも全然値段変わってないし、178万円の引き上げの議論なんていうのも全然できなかったからね。ガソリンの引き下げだけじゃなくて、電気代だとかガス代だとかの補助金とかの話もあったしね。それが全然できてないから、まずは可及的速やかに最低限のことだけはやって、年末年始解散やりますよっていうことなので、最も適切なタイミングやと僕は思いますね」
寺島アナ「はい」
藤井氏「批判として『予算が年度内成立できない』っていう話があるんですけどね、過去において年度内成立できなかったのは2012年、2013年、2015年っちゅうのがあるんですよ。僕は2013年と2015年のとき内閣官房参与でしたけど、今回調べてみて『あんとき、年度内成立できなかったんや』って初めて気づいたぐらいで、当時、僕は政権にいて、混乱したっちゅう話は誰からも聞いたことないですよ」
寺島アナ「そうでしたか!」
藤井氏「2015年は4月9日成立なんですよ、ちょっと遅れたぐらいです。2015年にいたっては5月15日なんですよ。なんか混乱したかな?って」
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