中道改革連合が新進党の二の舞を演じないために大切なこと
ニュースキャスターの長野智子がパーソナリティを務める「長野智子アップデート」(文化放送・月曜日15時~17時、火~金曜日15時~17時35分)、1月19日の放送にジャーナリストの二木啓孝が出演した。立憲民主党と公明党により結党された「中道改革連合」について、似た状況で30年前に結党するも失速した、新進党の二の舞を演じないための条件を語った。
二木啓孝「新進党ができるとき、小選挙区が導入されて。小さな政党は通らない、それなら野党が大同団結して自民党に対抗しよう、ということでドン、と集まった。結成時の所属議員はなんと214人いたんですよ。結党時に200人を超えるのは自民党が1955年に保守合同して以来という、すごい人数です」
長野智子「そうですねえ」
二木「基本理念は改革。思いやりと生きがい、平和な社会。どんどん抽象的になる(笑)」
長野「なんだか今回(中道改革連合)と似ている(笑)」
二木「翌年(1995年)の参議院選挙、比例でいうと自民が1100万票超、新進党が1250万票超。自民党に勝った。政権交代だ、と思って1996年の衆議院選挙でどうなったか。票を減らした。自民党が239議席をとって。比例で新進党は1558万票、自民党は1820万票」
長野「何があったんですか?」
二木「いろいろあるんですが自民党のすさまじい巻き返し。その中で、新進党も慢心したところがあった。新進党は参議院で勝って衆議院で負けて。総括になったら寄せ集めの部隊だから内部対立がブワッと浮上してきたわけ」
長野「ああ……」
二木「おまえが悪い、あんたの旧何々党は選挙に協力しなかった、など言い始めた。当時、束ねていたのは剛腕の小沢一郎さんだった。何を考えていたかというと、自民党が強いなら、いっそ新進党と自民党は大連立を組もうではないか、と動き始めた。すると話が違うじゃん、と。そうなると小沢さんは黙って自分の子飼いだけ集めて新党の動きを始める」
長野「はい」
二木「聞いてないぞ、みたいになって。公明党がどうなったか。公明も新進党だったけど、参議院と地方議員は公明という名で別組織にしていた。小沢さんがそう言うなら戻るわ、ワシら、となって戻った。当時、野党だった新党さきがけに入っていた菅直人さんや鳩山由紀夫さんたちで民主党をつくった。参議院で勝って衆議院で負けたとき、元の木阿弥でバラバラになって3年間で解体してしまった、ということなんです」
長野「ああ……」
二木「新進党がなぜバラけてしまったのか。当時といまで政治状況が違うのでそのままにはなりませんが、有権者、記者から見たらどうか。先ほど言った寄せ集め部隊、選挙互助会ですよ。うまくいかないと互助会はバラけてしまう。あとは小沢一郎さんの独善的な指導力。あの人は仲良くてもいきなり電話に出なくなることがある。連絡とれない、会議に出ない、みたいな。それでも小沢さんのインパクトや指導力に引きずられていた。そういうことで、選挙互助会は1回負けたら元の本籍地に戻ってしまうんですね」
長野「そうかあ」
二木「これが新しい、中道改革がやってはいけないことなんです」
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