【水谷加奈の劇場型恋愛体質】させていただきます
文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中のコラム「水谷加奈の劇場型恋愛体質」。水谷アナが、日々の生活で感じたことを心のままに綴ります。
―1月30日(金)配信分―
会社内の社員にメールを送る際は相手が休みの場合もあるので気を使うよう上から言われています。
確かにコンプライアンス的にはね。休みの日に仕事のことを考えさせちゃいけないというのはわかる。
ま、私は休みの日でも会社のメールはフツーにチェックするし、それが重荷になっていない。
返信するのも全く苦にならない。
そんな私からすると逆に【気を使われたメール文章】に違和感を覚えることがあるのです。
【お休みの日にメールを差し上げてしまい大変心苦しいのですが】
【こちらの説明がわかりにくく、混乱させてしまいましたようで大変申し訳ありませんでした】
【恐れ入りますがお時間あるときに◎◎していただけますとありがたく存じます】
など。丁寧で偉いなあと思う一方で、カスハラマ対応ニュアルを彷彿とさせるといったら大袈裟ですが、
なんだか申し訳なくなるというか。
いやいや、社員同士なのに他人行儀な。もっと普通にやりとりしようよ。同じ会社で仕事してるんだからさ。
全員の名前と顔が一致するくらいの規模の会社なんだし。と。
(弊社人数は下町ロケット・佃製作所従業員の3分の1ほど)
気さくなコミュニケーションをとりづらい世の中になったことは確かです。
必要以上に気を使った丁寧な物言い。気になるのはここ数年タレントさんが良く使う「させていただきます」。
「お休み取ってハワイに行かせていただきます」
「ドラマのお仕事させていただきます」
って、誰に気を使った敬語なの?非難される前にまずへりくだっておけばよい、みたいな守りの姿勢を感じます。
言葉に捉われるよりもまずそこに誠実な気持ちがこもっているかどうかが大切だと思うのだけれど。
参考までに。
「拝見させていただきます」は二重敬語なので誤用です。御注意ください。
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