勅使川原真衣が分析。衆院選での高市・自民党圧勝の要因は何だったのか!?

勅使川原真衣が分析。衆院選での高市・自民党圧勝の要因は何だったのか!?

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フリーライターの武田砂鉄が生放送でお送りする朝の生ワイド「武田砂鉄ラジオマガジン」(文化放送)。2月11日(水)8時台のコーナー「ラジマガコラム」では、水曜前半レギュラーの組織開発コンサルタント・勅使川原真衣が、今回の衆院選の結果を受けて、高市総理が圧勝した要因について多角的に分析した。

勅使川原真衣「今日はやっぱりね、衆院選もあったし、受験シーズンだしというところで、皆さんお疲れなんじゃないかと思いつつも、あの高市総理の『勝ち負け』、ちょっと気になるじゃないですか。これ、ちょっと考えたいと思ってます。
国運を二分するとか言われながらも結局わからず、高市総理は『遊説はほとんどその話をした』とか言ってますけどね、あと『消費減税が悲願』と言ったじゃないですか、途中から。だけどももう全くおくびにも出さなくなっていきましたよね」

武田砂鉄「そうね」

勅使川原「そもそも政治と金の問題であるとか、TM特別報告の件。これ全然向き合った形跡がありませんでした。『台湾有事発言』、謝ってません。どうなってるんでしょう? 『高額療養費制度』、これも怖いですよ、本当に。
そして本丸は改憲にほかならないと思います。早いですね、仕事が。2月9日にはもう『憲法改正に向けた挑戦も進めてまいります』と、総理はおっしゃっています。さらには憲法改正国民投票が最後にありますので、それについてもですね、もう2月9日に『少しでも早く賛否を問う国民投票が行われる環境を作れるよう、粘り強く取り組む覚悟』という風に、総理自ら述べました。
『早い!早すぎる。一体どうなってんの?』と。でも勝ったんですよね、これ。選挙戦という話で言うと。
さらには2月10日、昨日の日経新聞ではこんな記事が出てました。
『推し活選挙が溶かした政党政治』というタイトルで、印象的だったのは『決められない政治から決めすぎる政治に変わっているんじゃないか』というような警鐘が鳴らされていました」

武田「民主的に決めるならそれでいいんですけれどもね」

勅使川原「おっしゃる通りですね。置き去りでしたね、国民は。ですが一応、『勝った負けた』というのはあるので、『勝ち負け』について今日は右だ左だという思想以外から、多角的に検討してみたいと思っています。
論点は3つあります。1つは勝手に名付けたんですけどね、『一億総疲労困憊社会』だと思ってるんですよ。
忙しいでしょ、お疲れじゃないですか。そういう社会における判断コストってどうやって考えたらいいのかな、という話。
そして2点目はストーリーとかね、ちょっと嫌な言葉ですけど『ナラティブみたいなものに私たちって弱いよね』っていう前提で、何をどうしていくべきかっていうお話。
そして総じて3点目として『これから人が人を選ぶって、どうあるべきなのか』という話を考えていこうと思います。

武田「この勅使川原さんの手元のメモのね、3つ列挙する『①②③』が『②②③』になってますからね。相当お疲れになられたな、と思いますよ(笑)」

勅使川原「②②③ね、そうです(笑)。はい、3つあります。
1に戻らせていただきます。今回の自民圧勝もしかり、トランプ政権も似たような
ものがありそうですけども、でもこうやって民意というものが明らかになると、こういう風に言われませんか? 『有権者が考える力がなくなったんじゃないか』とか『思考停止している』とか、『主体性がない』『右傾化し始めている』『保守回帰だ』という声が上がりやすいですけども、ここはひとつ冷静にいきたいなと思っています。
私、以前のコラムで『チョイパ』、覚えてますか? 『チョイスパフォーマンス』ですね。その回でもお伝えしたんですけども、心理学とか組織論でも『人っていうのは脳の構造的に意思決定コストをそんなにたくさんは維持していられない』と。『コストを下げたいと願っている生き物である』というお話をしました。毎日仕事で『やれこれどうなった、あれどうなった、判断しろ』って言われ、家庭でも『あんたどうするの』って判断を迫られ、人間関係でも迫られ、ニュースでも『どうしたのかな、こうしたのかな』ってやって、その上で選挙……今回、『正直もう使えるコストは残ってないよ』っていう方もいらっしゃったんじゃないかなと思います」

武田「色々選挙の後の報道を見ていると、街中で『どういう風に投票を決めましたか?』って聞いたら、『ああ、なんかAIに聞きました』っていう風に言うと『おい!』って言いたくはなるけれど、その脳が残っていない感じっていうのも確かにね、分からんでもないなと思いますけどね」

勅使川原「それぐらい追い込まれたっていうところもあるような気がします。外食をする時を例に挙げると、だいたい外食する時ってすごく疲れてると、前にも行ったところ、前にも食べたところ、ないしはすごく美味しいわけじゃないけども、すごく不味いわけでもないという、大きな失敗がないところ、または『一番近いから』みたいな、考えなくて済む、これぐらいの選択肢しかないんですよね。
『選挙は違うだろう』って言いたいところだけども、有権者はお忙しくてお疲れっていうのを考えると、かなりそれに近い、ある種の省エネ状態で行われた選択なのかな、とも見えます」

この後も、勅使川原真衣さんの分析はまだまだ続きます。気になる方はradikoのタイムフリーでご確認ください。

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