プチ鹿島が衆院選後の気になる新聞記事を総ざらい。「高市総理の勝因とは?」
フリーライターの武田砂鉄が生放送でお送りする朝の生ワイド「武田砂鉄ラジオマガジン」(文化放送)。2月12日(木)8時台のコーナー「ラジマガコラム」では、木曜前半レギュラーの時事芸人・プチ鹿島が衆院選の結果を受けて、圧勝した高市総理の勝因について、各新聞の記事を総ざらいした結果について語った。
プチ鹿島「今日のテーマはですね、『高市総理と維新の信任選挙!? 気になる記事を総ざらい!』ということで、新聞読み比べとしてですね、気になった記事を集めてみました。
結果、皆さんご存知の通り、自民党が単独300議席超えということで、この結果にですね、喜んだ人もいるでしょうし、驚いた人もいるでしょう。それぞれいると思うんですが、どういう分析が出ているのか、興味深かったんですよね。
まずそれで言うと、選挙期間中の新聞の情勢調査ですね。あれ、大体当たってましたよね。オールドメディアって言われてる中で、組織的な情報とか調査分析、大事なのかなと改めて思ったし、一方で『選挙期間中にああいう情勢調査発表するのって必要?』っていうのも強く感じましたよね」
武田砂鉄「情勢調査をすると、またその情勢調査に基づいた報道というかね、『こんなのが出ました』『おお、こうなってんですか』『こうなってんですか』っていうのをただ繰り返すだけっていうワイドショーのね」
鹿島「そうそう。色んな論点もあるんですが、ただやっぱり当たってたなっていう分析力はね、『その組織力っていうのは必要なのかな?』っていうのはありました。じゃあ他、選挙の翌日の月曜日から新聞を見てたんですが、僕がこれ印象的に思ったのは、日本経済新聞の政治部長の『力の時代の強い経済』っていう、一面コラムでした。どういう内容かというと、今回の選挙を受けて、『政策の争点はない』『理性的な議論より感情に流される』『情動の政治ともいえる』『情が動く』という、『事実上の白紙委任との指摘もあった』って前半で書いて、だからこうも書いているんですね。
選挙の結果を受けてですよ、『国民はむしろ個別の政策で選んだのではなく、日本を舵取りするリーダーを積極的に選んだのではないか。つまりここ最近の国際情勢、力こそ正義という弱肉強食の中、みんな不安を抱いている。こうした構図を考えると、『強い経済』という総理の言葉が受け入れられた背景には、世論の受け入れなどとは言えない、厳しい国際情勢下で強いリーダーを望んだ民意のリアリズムと見ていい』
武田「リアリズム」
鹿島「これ、この言葉をどう考えるか、ですからね。一方、同じ日の日経の社説はどう書いてるかというと、『総理はおごらず責任ある政策を』っていう。
『解散の理由に国論を二分するような大胆な政策への挑戦を掲げていたが、にもかかわらず選挙戦では具体的に説明しない姿勢が目立った。あとポピュリズムの波が日本にも及ぶ中で、民主主義の質を高める責務を各党が負っている』。これ、日経の社説だけじゃなく、各種社説は大体こういう対処をしたから『数におごるなよ』もしくは『警戒するよ』っていう、そんな内容でしたね。
一方でこれ、毎日新聞のウェブ記事だったんですが、『若者に刺さる高市フィーバー』。若い世代に高市さんが受けているという。『時に失言もあり、総理として大きな実績がまだあるわけでもない。その人気の秘密は何なのか?』って冒頭で書いて、各現場を記者が訪ねたと。
例えば公示の日、秋葉原。大学生19歳の方は『演説は身の上話が多くて親近感が湧きますね』高市さんに対してね。で、若い世代が高市さんの印象を語る時『身近』という言葉がよく聞こえてくる」
武田「身近……」
鹿島「あとこういう若者たちも多い。『舐められない総理に惹かれる』。
若者たち、例えば専門学校生の男性19歳は『中国や韓国にもズバズバ言ってるのが気持ちがいい。舐められない総理という感じが良いです』。
男子大学生21歳も『自民党はハト派からタカ派まで色んな人がいましたが、これからの時代は対外的に強く言う必要がある』って、そういう意見を言ってた。
都内に住む男性会社員29歳は『昨年は国民民主に参院選は投票したんですけども、総理が高市さんに代わってから日本は明るくなったということで、自民候補に投票した』と。
記者の方々が若者の声を聞く中で、イメージ先行で高市さんを支持している姿も浮かび上がったと。例えば男子大学生18歳がですね、『車の燃料代が安くなった。だから高市さん支持だ』って言うんですけど、ただこれ時系列を追うと、ガソリン税の引き下げとか、もともと国民民主党とかが提案していて、高市政権だけの実績とするのは難しい」
武田「しかも本当は年度末まで引き延ばそうとしたら、前倒しせざるを得なくなったということでしたけどね」
鹿島「あと高市さんの演説会場にいた若者たちには、『生の姿を見てみたい』という人も少なくなかった。会場で配られた日の丸を振ったり、演説に涙ぐんだりする人もいたと。
現場を見た記事のまとめとしてですね、親近感が湧く動画や、外交での立ち振る舞い、毅然としてるとか、コミュニケーション能力が高いんじゃないかという意見とか。20人超の若者のうち、政策を挙げた人はいなかった。
他の実は新聞の現場レポを読んでも、高市さんは『分かりやすい』『はっきりしている』『毅然としている』という評価が挙げられていたんですよね。特に若い人たちの間でね。じゃあこの現象どう見てるのかっていうので、毎日新聞の昨日の一面で伊藤昌亮さんっていうメディア社会学の方が、『2024年の東京都知事選で次点となった石丸伸二氏の『石丸現象』に似てる』って言うんですよね。どちらも政策論争せず、人々を勇気づける自己啓発キャラクターとして訴えかけたんじゃないかと」
このあとも様々な新聞記事を読み比べた鹿島さんによる、緻密な分析は続きます。
気になる方はradikoのタイムフリーでご確認ください。
「武田砂鉄 ラジオマガジン」は月曜~木曜 8:00~11:30、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
※タイムフリーは1週間限定コンテンツです。
※他エリアの放送を聴くにはプレミアム会員になる必要があります。
関連記事
この記事の番組情報