プチ鹿島がミラノ五輪とオヤジジャーナルこと新聞各紙を徹底総括!

プチ鹿島がミラノ五輪とオヤジジャーナルこと新聞各紙を徹底総括!

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フリーライターの武田砂鉄が生放送でお送りする朝の生ワイド「武田砂鉄ラジオマガジン」(文化放送)。2月26日(木)8時台のコーナー「ラジマガコラム」では、木曜前半レギュラーの時事芸人・プチ鹿島が開発したという、「新聞を擬人化する楽しみ」について語った。

プチ鹿島「今日は、とっておきのネタをご用意してまいりましたよ。
題して『オリンピックとオヤジジャーナル最新総括!』ということで。
僕、新聞これ14紙購読しているんですよね。一般紙、スポーツ紙、タブロイド紙、すべてひっくるめてなんですが。 前にお話ししたと思うんですが、新聞を擬人化すると僕、『おじさん』だと思っていて。
例えば社説なんて本当に小難しいんですけど、これ、『いろんなおじさんがわーわー言ってる、小言を言ってると思えば楽しめるよ』っていう読み方を開発して以来、ちょっと新聞読むのが面白くなったんですよね」

武田砂鉄「うん」

鹿島「例えば朝日新聞ね、これ正義とか道徳的なことを言うんだけど、なんかどっか偉そうなおじさんに思えるし、産経新聞は和服を着た保守おじさん。
読売新聞はナベツネ(渡辺恒雄元社長・主筆)そのものですね。『ナベツネさんが今も小言を言ってるんだろう』と思うと、各紙面白いんですけども。
そんなおじさんが書いて、ともすればおじさんが読むっていう、旧来からのスタイルを『オヤジジャーナル』と僕は呼んでいるんですよね。
これはいわゆるオールドメディア批判の前からそう呼んでて、ただ自分で言うのもなんですけど、変わるべきところは変わればいいし、変わらなくていいところ、例えば組織的な取材とかね、そういうのは守っていった方がいいんじゃないかということで、愛を込めて僕は『オヤジジャーナル』と呼んでるんですよね、必要な部分も絶対あるんじゃないかと。
そんなオヤジジャーナルには4年に1回、お祭りがやってくるんですよね。それがオリンピックなんです。僕、いきなり結論めいたことを言えばですね、僕、日本でメディア論新聞論を語るんだったら、もうオリンピック報道を見ればいいと、僕はずっと思ってるんですよ」

武田「ほお!」

鹿島「というのは僕、一面トップの記事を毎日『X』でメモしてるんですけども、2月23日、これ印象的だったんですね。
読売がトランプ関税ですね、朝日がウクライナ、日経も中国企業がベラルーシに兵器設備供給っていう話で、いろいろそれぞれ国際色豊かなんですが、産経新聞がですね、一面トップで『ミラノ五輪 メダル冬季最多24個 日本躍進スノボ牽引』ということで、日本のメダル獲得数を一面トップに持ってきたんですね。
しかもそれを牽引するのがスノボで、『日本の新しいお家芸だ!』と嬉しそうに書いていた。
やっぱり着物を着た保守おじさんとしては『日本こんなに活躍してるぞ!』と」

武田「『よくやってくれたじゃないか!』と」

鹿島「ただオリンピック憲章には『オリンピックというのは個人種目もしくは団体種目での競技者間の競争であり、国家間の競争ではない』と明記されてるんですよ。
だから国単位で『こんなにメダル取ったぞ!』っていう報道自体は、『正直どうなの?』と思うんですよね。
で、僕がしみじみしたのが、今回産経が『新しい日本のお家芸だ』としたスノーボードなんですよね。スノーボードって歴史を調べてみると、1998年の長野大会から正式種目としてスタートした、比較的歴史が新しい種目なんですね、オリンピックとしては。で、今日このコーナーで考えたいことのひとつに、『こうした新しい種目こそがオリンピックにおける、あたかも国家間の競争であるかのような呪縛を解いてくれる存在なんじゃないか?』ということなんですよね。
というのは2021年に東京オリンピックがあったじゃないですか。あそこでも結構新しい種目が増えて、『オヤジジャーナルがどう取り組むのかな?』と思ったんですが、ちょっと5年前を振り返るんですけど、新種目のスケートボードで13歳の西矢椛選手があの時金メダルを取ったんですね。これってこの13歳で金メダルを取るっていうのは、1992年のバルセロナ水泳、平泳ぎの岩崎恭子さんが14歳と6日ぐらいで打ち立てた最年少の金を抜いたんですよ。そうすると当時のスポーツ紙のコラムが面白かった。
例えばサンスポのコラムは『オリンピックを何度も取材した大先輩の元記者が苦笑いした』と。『陸上と並ぶ競泳というオリンピックの基幹競技、まあ本当に基本となる競技で打ち立てられた記録が『きのうきょう出来た競技』に抜かれるとは!』。
『かつては不良がやる遊びのイメージが強かったスケートボード。深夜の街で滑られるとうるさくもある。中高年には最も縁遠いスポーツだろう』って、こう書いてるんですよ、スポーツ新聞が!」

武田「ちょっと親父臭が強すぎませんかねえ(笑)」

鹿島「かなり親父臭ですよね! かつては不良がやる遊びのイメージ。実はタブロイド紙もスノーボードについて『単なるガキの遊び』って書いてた時あるんですよ。それぐらい親父たちからすると、『なんだ新種目って。しかもこれで13歳が金メダル取った? いや俺たちの岩崎恭子抜くんじゃねえよ!』って、5年前に怒ってたわけですよ」

武田「怒ってたんですね」

この後も、プチ鹿島さんはいくつもの具体例を挙げて「オヤジジャーナル」の面白さを浮き彫りにしています。気になる方はradikoのタイムフリーでご確認ください。

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