『学費値上げに反対します――学生たちの生活と主権』が出版されたことの意義

『学費値上げに反対します――学生たちの生活と主権』が出版されたことの意義

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大竹まことがパーソナリティを務める「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜日~金曜日11時30分~15時)、3月26日の放送に東京大学の大学院生・佐藤雄哉、東京大学の学生・金澤伶の両名が出演。今月発売した共著『学費値上げに反対します――学生たちの生活と主権』に込めた思いや、本ができるまでの経緯を語った。

佐藤雄哉「(自身について)いま東京大学大学院の教育学研究科の博士課程で3年生、専門は教育学、教育史、人権教育論と言っています。テーマとしては学校というのが歴史的に見て差別のない自由で人権を享受できる社会をつくるのにどんなふうに貢献できるか、といったことを考えております」

大竹まこと「なるほど。言いたいことをしっかり言った、という感じだねえ」

佐藤「すごく緊張しています(笑)。先ほど(出番前に)脳内で何度も反復していました」

青木理「大学院で博士課程ということは、将来的には大学教員というか大学で研究して教える、という立場を目指しているということでしょう?」

佐藤「はい。こんな本(『学費値上げに反対します――学生たちの生活と主権』)を出しておいて就職できるのか、という話はありますが(笑)」

青木「専門が教育学、教育史、人権教育論と。それなら学費の値上げによって教育の機会や、教育ってそもそもなんなのか、みたいなことを考えている、という意味でいえば学問分野と今回の本は重なっているわけですね」

佐藤「直接的に重なっているわけではないんですが、そうですね。私は小中学校を対象にしてやっていて。大学論を専門で研究している方からすれば邪道なやり方だと思います。ただその中で私の研究のエッセンスは活かしたつもりです。差別問題に取り組むうえで、様々なアプローチの仕方、考え方の違いもある」

大竹「うん」

佐藤「差別の現実から学ぶ、というスローガンが1965年ぐらいにできる。いまでも人権教育の中で引き継がれています。現実からスタートすれば、考え方が違っても教育できるのでは、と。この本も『現実からスタートしようよ』と。スタートして、この先、大学や日本社会をどうしていこうか、というのを考えていこう。そういう本になっています」

大竹「金澤さん(中国・上海からリモート出演)と佐藤くんは、この本を一緒に書いている。金澤さん、佐藤くんとはどういうご関係ですか?」

金澤伶「強いていうなら戦友ですかね」

大竹「頼もしい戦友ですか?」

金澤「やさしい戦友だと思います。こういう研究者や、大学の運営も担っていくべき教員の人たちが、学生の現状に立って。いまの大学教育、運営改革について論じられるようになれば、もっと日本の教員は良くなっていくだろうな、と」

佐藤「この本を執筆する話を最初にとってきてくれたのは金澤さんなんです。出版社である地平社の熊谷編集長と金澤さんとの間で交流があって。その中で学費問題に関する本を出さないか、というお話をいただきました」

青木「地平社ってもともと岩波書店の『世界』の編集長をしていた熊谷伸一郎さんが立ち上げたところで。僕は昔から彼を知っています。本の中に、学生たちの手で1冊、つくりたいんです、と書いてある。そういう希望がある中、金澤さんが持ちかけて、その意気に熊谷さんが応じて出してくれた、ということですね。すごく意義深い。だから出てくるのは皆、学生なんですよ」

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午前11時30分~午後3時、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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