「笑顔が消えた高市総理。悩ませる2つの問題とは」

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 文化放送をキーステーションに全国33局で放送中「ニュースパレード」(毎週月曜日~金曜日午後5時00分~5時15分)

 その日に起こった最新の話題を中心に、幅広い分野にわたってニュースを紹介しています。昭和34年の放送開始以来、全国のラジオ局の強力なバックアップで、特派記者のレポート、取材現場からの中継など、今日最も重要なニュースを的確に把握し最新情報を伝え続けています。

 文化放送報道記者として国会、官邸を担当し、日夜取材活動で活躍する山本香記者が放送でお伝え出来なかった話題を取材後記としてお届けします。

 


総理就任後、初となる訪米ではあふれんばかりの笑顔を振りまいていた高市総理。しかし帰国後、笑顔はあまりない。疲れだけではないだろう。強いこだわりを持つ予算の年度内成立が危ぶまれており軌道修正は避けられない状況に追い込まれている。それも影響しているかもしれない。


23日、2026年度予算案をめぐり、政府与党は年度内に成立しない場合に備えて暫定予算の編成を検討する方向で調整に入った。野党側が19日、暫定予算を組む方向性を週明け早々に示さなければ審議拒否も辞さない構えを示していたからだ。
審議拒否されれば、年度内成立が不可欠な日切れ法案と呼ばれる予算関連法案や税制改正法案11本の成立のメドが立たなくなる。この日切れ法案は、予算案と違い、衆議院通過後30日で自然成立するルールは適用されず、年度内に成立しなければ国民生活に多大な影響が出る可能性が高く、いつまでも突っ張ってはいられなかった。

野党側は例年通り60時間程度の審議時間を要求している。数の力を背景に59時間の審議で強行採決した衆議院より多い。23日の時点で積みあがった審議時間はわずか26時間。与野党で合意した25日の集中審議4時間を加えても30時間で、野党側の要求する時間には遠く及ばない。年度末まで1週間余り。与党は委嘱審査などの審議日程を示したが野党側が応じる気配はない。
「暫定予算について編成を検討」というあいまいな言い回しではこの先、一歩も進まない可能性もある。年度内成立にこだわり続ける高市総理が「検討」から一歩踏み出すかが予算審議の行方を左右することになる。

別の問題もある。
日切れ法案には高校授業料無償化の関連法案も含まれている。この法案は参議院の文教科学委員会で審議されることになっているが、所管する松本洋平文部科学大臣のダブル不倫問題が影響し、19日に予定されていた委員会は見送られた。週刊文春が第1弾を報じた後、松本大臣は「過去の話」「議員会館で不適切なことはしていない」と答弁していた。その後、週刊文春が第2弾で、お相手とされる女性が松本大臣と議員会館で関係を持ったと証言している内容を報じた。事実ならば松本大臣は国会で虚偽答弁をしたことになる。
野党からは、説明責任はろくに果たされておらず「辞任すべき」という声のほか、自民党内からも「更迭やむなし」との見方が広がり始めている。

松本大臣の進退をめぐって高市総理は当初、「仕事で返してもらう」とかばうような答弁をしていたが、審議に影響が出ている以上、放置はできない。予算の年度内成立も危ぶまれる中、暫定予算の編成にゴーサインを出すのか出さないのか・・・高市総理にあまり猶予は残されていない。

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