中島岳志「小泉進次郎とは?」
イラン情勢が長引き、防衛大臣の考え方が重要になる局面になってきている。
4月7日の「武田砂鉄ラジオマガジン(文化放送)」では、東京科学大学教授の中島岳志が小泉進次郎防衛大臣はどのような人物なのかを分析した。
中島「最近、ネット上では小泉進次郎さんの米軍に対する礼賛的な発言が問題になっています。『ペンタゴンには、これまでのアメリカの戦争の展示がされていて、それに関わった人たちが英雄のように扱われている』ということを肯定的に発言しているんです。この小泉進次郎さんとは、どういう政治家なのかというのを見ておく必要があると思うんです。僕が7年前に出した本で、これから総理大臣になる可能性がある人はどういう考え方を持った人なのか分析しているんですけど、その中に小泉進次郎さんも取り上げました。小泉進次郎さんの一つの重要な特徴は彼の選挙区でもあるんですが横須賀出身ということです。父の小泉純一郎さんをはじめ、歴代ずっと横須賀を地盤にしてきました。横須賀って何があるかっていうと米軍基地ですよね。スカジャンなども有名ですけど、横須賀が基盤ということは彼を考える際に重要なことだと思います。
もう一つ、彼は小学校から大学卒業まで関東学院に通っているんですけど、中学、高校では野球部に所属していました。ここで徹底した上下関係を学んだと彼は色んなところで語っているんです。先輩の言ったことは間違っていても『はい』と言わなければならない。頼まれたことは断らない。この時に身に付いた行動原理というのが政治家になってから活かされているというふうに結構肯定的に言っているんです」
砂鉄「反面教師にするわけではないんですね」
中島「そうなんです。僕は歴史の研究をやってきたので、その人が、いつ、どこで、どういう発言をしたのかを徹底的に調べるんですけど、2012年、willという雑誌に『小泉進次郎が初めて語る我が青春、我が自民党』という記事があるんですけど、そこで何を語っているかというと『例え、それが理不尽な要求であろうと、あの上下関係の中で耐え抜いてきたというか、あの上下関係を学んできたということは、私は政治の世界にまだ半年ちょっとですけど、体育会系で生きていなかったら色んな悩み、また理不尽な感じに対して、もっとストレスを感じることが多かっただろうと思う』つまり良かったと言ってるんです」
砂鉄「一番距離を取りたい考え方ですけどね」
中島「僕もです。それが彼の政治家としての気質だということです。つまり上から言われたことは『はい』と言う。逆に自分が上に立ったら、そういう立場に立つというのが彼の中にって、だから石破内閣では農林水産大臣、高市内閣では防衛大臣と、その時々の大きな流れに従う。そういう気質が非常に強いと思います」
番組では、この他にも中島岳志が小泉進次郎防衛大臣について語っています。もっと聴きたいという方はradikoのタイムフリー機能でお楽しみ下さい。
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