イラン情勢は「もう着陸態勢に入っている」「革命防衛隊が追い込まれている」識者解説
寺島尚正アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『おはよう寺ちゃん』(文化放送・月曜日~金曜日 午前5時00分~9時00分)が4月10日に放送。金曜コメンテーターで郵便学者の内藤陽介氏と、イラン情勢について意見を交わした。

過剰反応する必要はない
寺島アナ「アメリカとイランが2週間の停戦で合意した中東情勢をめぐり、イスラエル軍は8日、レバノンの親イラン勢力ヒズボラに大規模な攻撃を仕掛けました。10分でものすごい攻撃をした、なんていう情報も入ってます。イランは合意違反と批判し、ホルムズ海峡の再封鎖を表明しました。アメリカは、レバノンは合意の対象外と反論しています。アメリカのトランプ大統領は7日、ホルムズ海峡の開放を条件に攻撃停止を表明し、イランが応じて成立しました。イスラエル軍は、その後もヒズボラへの過去最大の空爆に踏み切り、レバノン保健当局によると、少なくとも203人が死亡しました。これを受けて、ヒズボラと連携するイランの精鋭軍事組織、革命防衛隊は8日、戦闘停止しなければイスラエルを攻撃すると警告しています。革命防衛隊に近いファルス通信は8日、海峡は完全封鎖され、タンカーは引き返すことを余儀なくされると報じました。ホルムズ海峡も再封鎖の動きですが、この一連の動きっていうのは、内藤さんはどうご覧になってますか?」
内藤「まあ、いろいろ言われてますが、基本的にはもう着地態勢に入っているので」
寺島「あ、そうですか」
内藤「イメージとして言うと、飛行機に乗ってポンって鳴って、「当機は間もなく着陸態勢に入ります。お席に戻り、ベルトを締めなさい」っていう状態で、その後、乱気流だったり霧だったりして着陸に時間がかかることはあり得ますが、基本的には手仕舞いモードです。
で、2つあって、11日から本格協議が始まる前に、ここで一丁かましてやろうかというのが1つ。もう1つ、より根本的なこと言っちゃうと、イランというのは実は一枚岩ではなくて2つなんですよ。アメリカ、イスラエルとイランって3者で協議してるように見えますが、アメリカ、イスラエルと、イラン政府をはじめとした現実的な人、それから革命防衛隊なんですよ。これ封鎖するっていうのは革命防衛隊なんですよ。その革命防衛隊とイラン政府を一体と見るか、ある程度、対立関係にあると見るかで見方が変わってくるんですが、多くのメディアは一体というふうに見てるところが多いんですけれども、私はどちらかというと、革命防衛隊と政府、あと国軍ですね。というのは距離がかなり開いてきていて、革命防衛隊がだいぶ追い込まれてきていると。その中で、最後の突撃攻撃といいますか、存在アピールという、そういう形でやってるだけの話なので。仮に封鎖すると言って、実際、封鎖が本当にできるのかって言う話であったり、それがいつまでもつのかっていうことを考えると、一応、もちろん警戒しなきゃいけないですし、いろいろ注意しなきゃいけないことは注意しなきゃいけないんですが、あんまり過剰反応する必要はないかな、という気はしてます、イラン側の対応に対しては」
寺島「じゃあ、もう流れは着地態勢」
内藤「もう完全にそうなってます」
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