これまでの出演で「アップデート」されたこと

西川　番組のキーワードの一つに「アップデート」がありますが、番組が始まってから、みなさんの中でアップデートされたものはありますか？
山内　私はまず生活が変わりました。本当に穴蔵にこもって、ズタボロの格好でひたすら執筆するような日々だったので。やっと、毎週月曜日だけは人として働いているという感じになりましたね（笑）
西川　書くお仕事だとお出かけになる機会も少なくなりがちですよね。石戸さんはいかがですか？
石戸　僕の場合は、ライターとしては取材をして原稿を書いたら一応は完結する仕事がほとんどなんですが、ラジオではそこにプラスアルファで「こんな面白い話があってね」ということを話す役割が加わります。これは僕の中で新しい発見でした。しかも単発ではなく、毎週出演することで、他のいろいろな仕事と連動してくる感じが出てくるのが面白いですね。
西川　書くお仕事と、テレビでコメントするお仕事と、このラジオ出演とでは、石戸さんにとって違いはあるんですか？
石戸　ラジオで話すのは、記事を書く感覚とすごく近い気がしています。
西川　へえ！
石戸　テレビのコメントでは、一つのニュースに短い時間でスパッと反応する必要があるというか。ラジオだと文章を書くように、取り上げる話題の前提や経緯をじっくり伝えることができるので。
ブルボンヌ　私、最初はテレビのバラエティとかで「顔面（外見）」から入らなければいけないことにすごくしんどい思いをしてたんです。それがラジオでは、「顔面」が使えない代わりに、話したいことを話せる尺がいただけるし、リスナーさんもちゃんと話を聞いてくださるので、ラジオが大好きになりました。特に文化放送さんでは、私の下世話な新宿二丁目のノリを唯一出せているというか。若い女の子（西川アナ）と文化人のお兄さん（石戸さん）とバーでワイワイ喋っている感覚で、すごくやりやすいし、楽しい！
西川　じゃあ本来のブルボンヌさんに近い形が。
石戸　近いどころじゃないよね（笑）
ブルボンヌ　飲み屋の会話に近いですね。違いは下ネタを言わないだけで（笑）

これから「チャレンジ」してみたいこと

西川　私としてもこれからこの「部活」をより一層盛り上げていきたいです！ みなさんは今後、番組で挑戦してみたいことはありますか？

石戸　僕はブルボンヌさんとロケがしたいですね。
ブルボンヌ　嬉しい！
西川　ブルボンヌさんのお店にロケに行くというのは？
山内　そこでイベントをやるのも楽しそうですね。
ブルボンヌ　ラジオのリスナーさんってテレビの視聴者さんに比べると、パーソナリティの方に親近感を持ってくれている率が高いようだから、私は女装してリスナーさん相手に接客する企画をやろうかしら。
西川　いいですね！
ブルボンヌ　じゃあこの流れで、私から山内さんにご提案というか。「ラジオ」とか「クリエイティブ」をネタに、何か書いていただくというのはどうでしょう？
山内　おお！
西川　そういえば先日、番組で「ラジオ朗読会」という企画があったんですが、山内さんの短編を読ませていただく際に、わざわざ山内さんがラジオ用に書き直してくださったんですよ！
山内　西新宿のビルの話で、一人称がビルなんです。フリーアナウンサーの堀井美香さんに京王プラザホテルを演じてもらったりして。
ブルボンヌ　おもしろい！
山内　個人的には、ラジオドラマにも興味があります。
西川　すごい！ みんなで出ましょう！
山内　いい役を書きますよ！
ブルボンヌ　じゃあ私は女装のママ役とか、そのままの感じで（笑）
石戸　僕も出たい！ 僕は、斜に構えて世の中を見ている、ひねくれたライター役で（笑）
西川　これだけキャラが濃いコメンテーターの方々がいらっしゃるから、物語にするのは大変ですよね。
山内　今は何も浮かばないですね（笑）

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