今回から新たにお届けするブログタイトルは「今日の早口言葉」です。
突然ですが、若い頃と比べて「自分の喋りにキレがなくなってきた」と感じたことはありませんか。
私はアナウンサーという仕事柄、自他の滑舌に敏感です。
ほぼ毎日口を動かしていても、50歳を過ぎた頃から自分の滑舌の劣化に気づき始めました。
人は体調によってその日の滑舌(口周りの動き)が変化します。
加えて、トレーニングをせずに日々暮らしていると、年齢と共に坂を下るように衰えてきます。
年齢とともに滑舌が鈍るのは、声そのものより、舌・唇・頬・呼吸など発音に関わる機能が少しずつ弱るからです。
唾液が減って口が乾く、舌や口周りの筋力が落ちる、歯や義歯の変化も、はっきりした話し方を妨げます。
話す機会が減れば、さらに鈍りが進行します。
これは「年だから仕方ない」ではなく、口の機能が衰えるオーラルフレイルのサインです。
食べる・飲み込む・話す力とつながるため、早めのケアが大切です。
さて、言葉を発声することは簡単なようでも、時には難しいこともあります。
特に、連続して発声するのが難しい文字の並びがあります。
このような発声の難しい言葉の並びを利用して、「いかに正確に言葉を発声できるか」を競う遊びが、早口言葉です。
早口言葉が難しいのは、似た音が続くうえに、口の動きを素早く切り換えなければならないからです。
脳が次の音を先回りしすぎると別の音が出やすくなり、逆に慎重になりすぎるとスピードについていけません。
さらに、舌・唇・声帯の連携も必要なので、少しのずれで言い間違えやすくなります。
例えば「生麦生米生卵」「キャリーぱみゅぱみゅ」のように、似た音が続く言葉は、正確に発音し続けるのがとても難しくなります。
つまり早口言葉は、単に速く読むのではなく、「音と動きを正確にそろえる」練習に繋がるのです。
詳しいことは追ってお話しするとして、このブログでは、私が見聞きし感じた事象に絡めて、「早口言葉」で結びます。
早口言葉のコツは「速さ」でなく「正確さ」です。
ゆっくり正確に発音するのです。
ゆっくり、3回正確に言えたら大丈夫。
体調のバロメーターや口の体操にご活用ください。
周りに誰かいる際(電車の中)は、声を出さず、口を動かすだけでも効果があります。
私も放送前によく実行しています。
今日の早口言葉
「早口言葉は早口言葉で磨けば、早口言葉が早口言葉を呼ぶ!」
今回は1回言えれば上出来です


