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「センパツ!」内
文化放送では新春1月2日、3日に行なわれる
第86回東京箱根間往復大学駅伝競走を実況中継いたします。
この番組は箱根駅伝に出場する大学、学生ランナー、そしてすべての関係者を応援し、
紹介していく番組です。
2009年12月27日

東洋大学 酒井俊幸監督(12/25放送)

(学生時代の箱根駅伝の思い出)
学生時代、三度箱根駅伝を走りましたが、私自身として非常に悔しい、
そういう思い出が強いですね。スタートラインに立つまでに足が痛かったり、
貧血になったりとかベストなコンディションで臨めることが非常に少なかった大会です。
トラックでは(10000m)28分台、インカレでも入賞していたんですけど、
やはり箱根駅伝はそんなに簡単なコースでもなく、あれだけ注目の浴びる大会ですので、
一年二年で準備できるものではありません。
やはり長期スパンで、箱根路を走れる脚と箱根路のコースを克服できる強い心と
そういった準備がちょっと足りなかったのかなと今振り返ってみると思いますね。

(指導者としてのポリシー)
基本的には選手は一人一人箱根や夢や目標として入部してきてます。
本当は全員箱根を走らせてあげたいと思いますが、
やはり力のある者、強い者が箱根を走ると思います。
その強くなる選手はどういう選手が強いのかというと
当たり前のことをしっかりと当たり前にできる選手だと思いますので、
やはり普段の自分にいかにして勝つか、克己心という言葉を
生徒にも言いながら指導しています。

(就任後最初に気を配ったことは)
まずは故障者をなくすこと。それがチームの底上げにもつながります。
前回大会の主力の卒業生が四人いました。
いずれも往路の主要区間、そして復路の区間賞を走った。この穴は非常に大きいです。
人数的には埋まりましたが、その中で3区を走った大西智也、柏原が本当に頼れる、
そんな存在の彼がいなくなったのは非常に大きいです。
そこは本当に一人一人がレベルアップをし、チームが底上げをし、
総合力でカバーするしかないかなと思っています。

(出雲・全日本を通して箱根への手ごたえ)
(出雲)3区で出遅れたんですが、そこから立て直したところに
勢いが出てきたのかなと思いますし、また最後早稲田と競り合って
3番以内に入ったっていうのは大きいですね。
出雲も全日本もいずれも1区は柏原です。
彼を1区に起用したことによって流れを作り、そして前の方で
レースができたのがあったからこそ3番、2番になれたと思います。
ただ2番でもやはり出雲同様、最後は明治大学と接戦で競り勝って
また順位を上げることができました。そこにまた今年のチームの底力が
見えてきたのかなと思っています。

出雲は3位、全日本は2位。周りが注目するのはその上だと思っています。
もちろんディフェンディングチャンピオンとして優勝というのは
意識せざるを得ないと思います。
ただ、闇雲に“優勝、優勝”ではなく、優勝争いを狙うんだというスタンスの下に
しっかりと地に足をつけながら謙虚さを持って臨んでいければ
チャンスはあるのかなと。ただし、自分達のレースが出来なければ、
優勝争いどころかあっという間に二ケタ順位に
なってしまう危険性もあるのは今回の箱根だと思います。

2009年12月27日

東洋大学 柏原竜二選手、酒井俊幸監督(12/24放送)

(プレッシャーは感じているか)
やっぱり優勝したというプレッシャーはあると思うんですが、
優勝したからこそのプレッシャーがあるわけであって、
優勝しないとこんなプレッシャーは味わえないですし、
そのプレッシャーが本当にいい感じになってくれたらいいなと思っています。
実際自分は本当に結構楽しくこのプレッシャーを感じていると思うので、
本番も楽しく走れたらいいなと思っています。

(酒井監督の印象について)
新体制になって新しい監督になって、去年は川嶋さんがやっていたので
川嶋さんが選んだ新監督であれば、ついていって間違いないと思います。
信じていれば結果が必ず見えてくると思うので、
自分は自分のやるべきことをやっていきたいと思います。

(箱根への抱負)
もうここまできたらやることはひとつだと思うので、
一日一日やることをしっかりやって当日迎えればいいかなと思います。
自分がちゃんと走ればチームのためにもなってくるんで、
まずは自分のためにがんばりたいと思います。

<酒井監督が持つ柏原選手の印象について>
(柏原選手の高校時代に)一緒に走りましたし、タスキを渡したこともあります。
福島県の代表として臨んだ地方の駅伝なんですけれど、
彼が3年生で1区の区間賞の時にはコーチとして見ていました。
(福島県選手権では)5000mは彼とはかなり走っているんですが、
全勝ですのでこのまま逃げようかなと思ってます(笑)
(10000mで)高校生で負けたのは唯一彼だけなんでね。それも今は縁を感じています。

(大学二年になって)
まず体も成長しています。非常に筋肉もついてますし
体もできつつあるので見た目の違いもあるんですけど、
心の方も去年はやはり、上級生の2年生になって、
自分がチームのエースとして自覚が出てきて、
心も変わってきてるんだなという風に思いました。

(ズバリ柏原選手は何区?)
もちろんチームの主要区間(ポイント区間)を走りますが、
往路に行く可能性の方が高いと思います。
ただやはり、柏原だけでは勝てません。
他の選手の見極めをした上で、往路の主要区間で使いたいなとは思っています。
特に2区・5区が有力だとは思いますが、
他大学の動きを見ますと5区に柏原がいるだろうということで
前半に非常に力のある選手を起用する大学が非常に多いです。
もう公言している大学もあるようです。
ここからはもう戦いが始まっているんだなと思っています。
駅伝は流れが鉄則ですので私もそこはギリギリまで見たいなと思っています。

第86回東京箱根間往復大学駅伝競走
サッポロビール presents まいどキュメンタリー箱根キャンパスレポート
斉藤 一美 松島 茂 高橋 将市
斉藤 一美
松島 茂
高橋 将市
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