毎週火曜~金曜 20:10 - 20:15
「センパツ!」内
文化放送では新春1月2日、3日に行なわれる
第86回東京箱根間往復大学駅伝競走を実況中継いたします。
この番組は箱根駅伝に出場する大学、学生ランナー、そしてすべての関係者を応援し、
紹介していく番組です。
2009年12月31日

早稲田大学 尾崎貴宏主将 (12/30放送)

今年主将をして、経験できないこともしたし、見えないプレッシャーもありました。
競技者として得たものは大きかったし、人としてたくさんのことを学びました。
キャプテンをやるうえで一つ決めていたことは、「自分の考えを人に押し付けないこと」。
人それぞれ価値観・競技観があるので、それを壊したくはないし、それを壊してしまっては個々が
成長できないと思います。選手一人一人に自覚を持ってやってもらえるように声をかけてきたし、
みんなが自覚を持って行動してくれて、そういうチームになってきたと思います。

これほどチーム一丸となって臨める大会も少ないし、それだけ価値のある大会だと思います。
箱根は、最初は出たい、とにかく走りたいと思っていました。最後はしっかりとやりたい。
「いろいろな方にお世話になっているので、そんなお世話になった方に恩返しがしたい」という
思いが年々強くなってきています。早稲田の歴史・伝統も日頃から感じていて、注目度も高い
ことは感じています。

チームとしては優勝を目標にこの1年やってきました。
順位は他のチームがあることなのでどうなるものでもありませんが、とにかく今自分たちが
できることをしっかりやって、ベストパフォーマンスを出したい、それを徹底できれば結果は
かなりいい線に行くと思います。
毎年層が厚いと言われますが、いつも故障者が出たりしてギリギリになってしまいます。
今年も層が厚いわけではありませんが、1年から4年生まで、箱根・チームに対する思いは
しっかりしていると思うので、それを最後に発揮したいですね。

区間に特別なこだわりはありません。監督・コーチに任せてもらった区間をしっかり走り、
与えられた仕事をしっかりこなすだけです。どんなレース展開になっても自分の力は
発揮したいと思いますが、そういった意味での不安はあります。
謙虚さを持つためには不安があるのも必要。不安がない状態は逆に怖い、不安があるから
最後まで気を抜かずにやろうという姿勢になります。どうなるかはやってみないと分かりません。
 
総合2位が2回続くのもなかなかできることではありませんし、自分たちのできることを悔いの
残らないようにやるだけです。前々回の2位は勝ちに等しい2位でしたが、前回は負けの2位。
僕たちは悔しい思いをしましたし、その思いは今の2年生以上には浸透していると思います。
前回と今回は全然違うチームだが、「今年こそ!」の思いがあります。

2009年12月28日

「箱根駅伝への道」 今週の放送予定

12月29日(火) 区間エントリー発表
12月30日(水) 早稲田大学 尾崎貴宏主将インタビュー
12月31日(木) 早稲田大学 矢沢曜選手インタビュー

<直前特番>
1月1日(金) 川嶋伸次さんが今大会を占う!

2009年12月27日

東洋大学 酒井俊幸監督(12/25放送)

(学生時代の箱根駅伝の思い出)
学生時代、三度箱根駅伝を走りましたが、私自身として非常に悔しい、
そういう思い出が強いですね。スタートラインに立つまでに足が痛かったり、
貧血になったりとかベストなコンディションで臨めることが非常に少なかった大会です。
トラックでは(10000m)28分台、インカレでも入賞していたんですけど、
やはり箱根駅伝はそんなに簡単なコースでもなく、あれだけ注目の浴びる大会ですので、
一年二年で準備できるものではありません。
やはり長期スパンで、箱根路を走れる脚と箱根路のコースを克服できる強い心と
そういった準備がちょっと足りなかったのかなと今振り返ってみると思いますね。

(指導者としてのポリシー)
基本的には選手は一人一人箱根や夢や目標として入部してきてます。
本当は全員箱根を走らせてあげたいと思いますが、
やはり力のある者、強い者が箱根を走ると思います。
その強くなる選手はどういう選手が強いのかというと
当たり前のことをしっかりと当たり前にできる選手だと思いますので、
やはり普段の自分にいかにして勝つか、克己心という言葉を
生徒にも言いながら指導しています。

(就任後最初に気を配ったことは)
まずは故障者をなくすこと。それがチームの底上げにもつながります。
前回大会の主力の卒業生が四人いました。
いずれも往路の主要区間、そして復路の区間賞を走った。この穴は非常に大きいです。
人数的には埋まりましたが、その中で3区を走った大西智也、柏原が本当に頼れる、
そんな存在の彼がいなくなったのは非常に大きいです。
そこは本当に一人一人がレベルアップをし、チームが底上げをし、
総合力でカバーするしかないかなと思っています。

(出雲・全日本を通して箱根への手ごたえ)
(出雲)3区で出遅れたんですが、そこから立て直したところに
勢いが出てきたのかなと思いますし、また最後早稲田と競り合って
3番以内に入ったっていうのは大きいですね。
出雲も全日本もいずれも1区は柏原です。
彼を1区に起用したことによって流れを作り、そして前の方で
レースができたのがあったからこそ3番、2番になれたと思います。
ただ2番でもやはり出雲同様、最後は明治大学と接戦で競り勝って
また順位を上げることができました。そこにまた今年のチームの底力が
見えてきたのかなと思っています。

出雲は3位、全日本は2位。周りが注目するのはその上だと思っています。
もちろんディフェンディングチャンピオンとして優勝というのは
意識せざるを得ないと思います。
ただ、闇雲に“優勝、優勝”ではなく、優勝争いを狙うんだというスタンスの下に
しっかりと地に足をつけながら謙虚さを持って臨んでいければ
チャンスはあるのかなと。ただし、自分達のレースが出来なければ、
優勝争いどころかあっという間に二ケタ順位に
なってしまう危険性もあるのは今回の箱根だと思います。

2009年12月27日

東洋大学 柏原竜二選手、酒井俊幸監督(12/24放送)

(プレッシャーは感じているか)
やっぱり優勝したというプレッシャーはあると思うんですが、
優勝したからこそのプレッシャーがあるわけであって、
優勝しないとこんなプレッシャーは味わえないですし、
そのプレッシャーが本当にいい感じになってくれたらいいなと思っています。
実際自分は本当に結構楽しくこのプレッシャーを感じていると思うので、
本番も楽しく走れたらいいなと思っています。

(酒井監督の印象について)
新体制になって新しい監督になって、去年は川嶋さんがやっていたので
川嶋さんが選んだ新監督であれば、ついていって間違いないと思います。
信じていれば結果が必ず見えてくると思うので、
自分は自分のやるべきことをやっていきたいと思います。

(箱根への抱負)
もうここまできたらやることはひとつだと思うので、
一日一日やることをしっかりやって当日迎えればいいかなと思います。
自分がちゃんと走ればチームのためにもなってくるんで、
まずは自分のためにがんばりたいと思います。

<酒井監督が持つ柏原選手の印象について>
(柏原選手の高校時代に)一緒に走りましたし、タスキを渡したこともあります。
福島県の代表として臨んだ地方の駅伝なんですけれど、
彼が3年生で1区の区間賞の時にはコーチとして見ていました。
(福島県選手権では)5000mは彼とはかなり走っているんですが、
全勝ですのでこのまま逃げようかなと思ってます(笑)
(10000mで)高校生で負けたのは唯一彼だけなんでね。それも今は縁を感じています。

(大学二年になって)
まず体も成長しています。非常に筋肉もついてますし
体もできつつあるので見た目の違いもあるんですけど、
心の方も去年はやはり、上級生の2年生になって、
自分がチームのエースとして自覚が出てきて、
心も変わってきてるんだなという風に思いました。

(ズバリ柏原選手は何区?)
もちろんチームの主要区間(ポイント区間)を走りますが、
往路に行く可能性の方が高いと思います。
ただやはり、柏原だけでは勝てません。
他の選手の見極めをした上で、往路の主要区間で使いたいなとは思っています。
特に2区・5区が有力だとは思いますが、
他大学の動きを見ますと5区に柏原がいるだろうということで
前半に非常に力のある選手を起用する大学が非常に多いです。
もう公言している大学もあるようです。
ここからはもう戦いが始まっているんだなと思っています。
駅伝は流れが鉄則ですので私もそこはギリギリまで見たいなと思っています。

2009年12月23日

明治大学 石川卓哉主将 (12/23放送)

(明治に入ろうと思ったきっかけは)
やはり西監督の存在が大きかったです。体が出来ていなかったので、強いチームで始めから
練習量も質も高い練習をやるより、自分のペースでできるチームを選びたいと高校時代の先生と
話していました。西監督の人柄もですが、西監督に色々聞いて、部の雰囲気もすごくよさそう
だと感じましたし、これからどんどん強くなっていくチームだと思えるところがありました。

(同級生と立てた目標は)
自分達の代から本格的な強化が始まった学年と聞いていたので、4年になったときに
優勝争いに参加できればと話していました。大学生でやるからには箱根駅伝で頂点を
目指したい気持ちという思いと、学生のトップクラスを目指したいという気持ちがありました。
しっかりと努力していければ自ずと箱根駅伝での頂点が見えてくるかなと思って、
努力をするように心がけてきました。
他の強豪チームの人たちと対等に渡り合えるとは思ってはいませんが、
すくなくともチャレンジできるだけの力は付いたのではないかと思っています。
やっと自分達の力で挑戦権を手に入れることができたと感じています。

(前回の箱根は)
体調が万全ではないけれど、できるだけタスキをつないで、みんなの力になれたら
いいなと思っていました。まさか自分が2区になるとは思っていませんでした。
監督がこれからのことを考えてしっかり自覚を持たせてくれようとしたのだと捉えています。
2区はエース区間なのに、エースの働きはまったくできていませんでした。
タスキを繋げて結果的にシード権をとることが出来て嬉しかったです。
4年目の箱根だけは故障せずに万全の状態で挑んで、今度はエース区間で稼ぐ側に
なりたいなと思うようになりました。


(出雲を振り返ると)
自分の中では出雲の失敗は、良い意味で、すごく大きかった。メディアの人たちから
期待されたりして、今までつけてきた自信が過信に変わりかけていた部分がありました。
ちょっと嫌な予感があったので、出雲みたいな大きな舞台で失敗することで得られるものの
ほうが大きいと思っていました。
あの失敗で頭を冷やすことができたのが、全日本の3位という結果に繋がったと思います。
いい流れに変えて次につながるようにしたいし、より結束が高まったのも事実です。

(紫紺のタスキとは)
明治のユニフォームに憧れて入り、タスキをかけるのもこれが最後になってしまいます。
下位で繋ぐのではなく上位で繋いで、応援している人たちの期待を裏切らない走りをしたいです。
最高の思い出になるように、4年間で一番追い込むレースにしたいと思っています。

第86回東京箱根間往復大学駅伝競走
サッポロビール presents まいどキュメンタリー箱根キャンパスレポート
斉藤 一美 松島 茂 高橋 将市
斉藤 一美
松島 茂
高橋 将市
2009年12月
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