駅伝取材日記 駅伝取材日記 文化放送 大学駅伝 文化放送

國學院大学 前田康弘監督コメント

予選会を2位で通過した國學院大学・前田康弘監督にお話を伺いました。

前田康弘監督:『こちらの作戦通りのレースが出来た。
上位6人の選手(仁科・荻野・奥・田中光太郎・中山・當山)には、
「ペースはフリー。外国人の後ろでもまれて帰って来い」
他の選手には、「10キロまでは安藤(4年)が引っ張れ。
あとは自由に仕掛けて、20から30番台で帰って来い」と指示しました。
何より私の指示以上に、選手がしっかり考えて走ってくれた。
これが出来ないと本番では戦えない。
恩師の(駒澤)大八木監督にも、
『参加するだけのチームになってはいけないよ』
と言われてます。

その駒澤さんと、野尻湖で合同合宿を1週間やらせてもらいました。
昨年は、「これはちょっとレベルが違うな・・・」と感じたが、
今年は、「上位の選手は渡り合えるな」という思いを持てました。
実際練習で勝った選手もいた。
「打倒駒澤!」を現実のものとして掲げた選手も出て来た。
私としては、中位から下位の選手の底上げが課題となりますね。

今朝、大八木さんから連絡いただき、
『俺は今日、チームの練習で行かれないけど、見守っている。力出し切って頑張れ!』
と言ってもらいました。

駒澤に本番で勝つのは容易ではないけど、それが真の恩返しだと思っています』

2010年10月16日