毎週火曜~金曜
「菅野しろうのアナログ情報バラエティ しろバラ」内
20:40~20:50放送中!
文化放送では新春1月2日、3日に行なわれる
第87回東京箱根間往復大学駅伝競走を実況中継いたします。
この番組は箱根駅伝に出場する大学、学生ランナー、そしてすべての関係者を応援し、
紹介していく番組です。
2010年12月30日

早稲田大学 渡辺康幸監督 電話生出演

(きょうは、学生3大駅伝3冠を狙う早稲田大学の渡辺康幸監督と
電話が繋がっていますので、早速、呼んでみましょう。 渡辺監督、こんばんは!)

渡辺監督:「こんばんは!」

(箱根駅伝、3日前の夜、どんなお気持ちですか?)

渡辺監督:「区間エントリーは終わりましたので、緊張は通り越して、どんと来い!って感じです」

(それは、自信を持っての、どんと来い!と思ってよろしいですね?)

渡辺監督:「そうですね。やるべきことはすべてやったので、あとは選手に託すだけですね」

(きのう、区間エントリーが発表され、早稲田大学のオーダーは、
1区:大迫傑 (1年)
2区:平賀翔太 (2年)
3区:矢澤曜 (3年)
4区:前田悠貴(2年)
5区:猪俣英希(4年)
6区:高野寛基(4年)
7区:佐々木寛文(2年)
8区:北爪貴志(4年)
9区:市川宗一朗(2年)
10区:萩原涼(2年)

そして、リザーブが、中島賢士、大串顕史、三田裕介、八木勇樹、西城裕尭、志方文典となっていますが、
有力校の中で、一番びっくりしたのが、早稲田のオーダーだったのですが?)

渡辺監督:「はい、きょうのマスコミ各社の記事を見ると、たぶん早稲田きびしいんじゃない?
と言う風な情報が流れていますが、たたうちとしてはしてやったりかなと思います。
逆に、こういう情報が流れてくれた方が、うちとしては、ラッキーかなと思います」

(大方の予想では、2年生の佐々木選手が5区山上り、
そして、1年生の志方選手も、どっかの区間に入るのでは?と思っていたのですが?)

渡辺監督:「志方に関しては、右足を疲労骨折していまして、使いません。
まあ、これは1ヶ月前に分かっていましたので、想定済みです。
そして、佐々木も1ヶ月ほど前から坐骨神経痛を持ってまして、
その状態を見ながら練習を進めてまして、
それと同時に猪俣と八木も上れるのですが、
猪俣が一番安定していると思い、抜擢しました。
彼は、一般受験で早稲田に入り、地道に練習を積んでここまで来た、
まさに雑草ですね。
まあ、うちとしては、前半良い流れでいって、5区山上りに繋ぐと言うのが理想ですね。
東洋大学は、5区で柏原くんが確実に上ってきますので、
うちとしては、どれくらいの差で終われるのかな?ってことが、うちの一番の課題ですね。
往路優勝することに越したことはないですが、
5区で逆転されても、1分以内というのが理想ですね。

(東洋大学のほか、他大学のオーダーを見て、気になる大学は?)

渡辺監督:「いや~、どの大学も2日に主力をつぎ込んでいますよね。
なので、往路の順位が、そのまま総合順位の結果になるのではと思っています。
うちも往路は、状態の良い選手を置いてますし、復路もそうですが、
バランスの良いオーダーを配置しているつもりですし、
まわりの人から見ると、早稲田、戦力的に厳しいんじゃないの?と思われると思いますが、
うちの中では、想定内のこととして、オーダーを組んでいます。

(大迫選手が、1区からガーっと行くような気がしているのですが?)

渡辺監督:「うちとしては、大迫を1区に置くことで、他校が一番嫌がるのでは?と思い、
ちょっとしたイタズラ心です(笑)
ただ今年に関して言えば、上級生は本当に練習をやっていますので、
駒澤さんや東洋さんが来ても、練習量では負けない自信がありますね。」

(学生3大駅伝、3冠というプレッシャーはありますか?)

渡辺監督:「プレッシャーが無いといえば、嘘になりますが、
ただ、私自身が非常に平常心と言いますか・・・
しかし、残念ながら、風邪をひいてしまっているんですよ。
選手に移さないように、というか、
ちゃんと選手も私に近づいてきませんので、はい。

(ここが怖いという大学はありますか?)

渡辺監督:「駒澤さんは、どこも挙げていますので、
噛み合うと日体大かなと思います。
明治、日体大さんですかね。」

(来年1月3日、優勝して喜ぶ監督の声が聴きたいと思っておりますので)

渡辺監督:「分かりました。それまでに風邪も治しておきます。」


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2010年12月29日

箱根駅伝 区間エントリー発表!

きょうは、区間エントリーが発表されました。レース当日のエントリー変更も
ありますが、区間配置が発表され、がぜん気持ちが高ぶります。

その中で驚きがあったのは
出雲、全日本に続く大学駅伝3冠を目指す早稲田。

まずは1区。今年の出雲、全日本、さらに箱根でも2年連続で1区を務めていた
矢澤ではなく期待の1年生の大迫、2区が平賀、3区にその矢澤、4区が前田、
そして5区には2年生の佐々木がくると思われていましたが、
4年生の猪俣がエントリーされました。
復路は6区高野、7区佐々木、8区北爪、9区市川、10区萩原というメンバーですが、
大迫と並びスーパールーキーと呼ばれていた志方が補欠に回りました。
きょうエントリー発表後に渡辺監督に話を聞きましたが、
「志方は右足の疲労骨折で、今回は使いません。1ヶ月前からわかっていたので、
 志方なしで全て考えていた」ということでした。
出雲が5区で区間5位、全日本では5区で区間1位の走りをしていただけに
箱根での走りが本当に楽しみでしたが、残念な形になりました。
また、渡辺監督は、「5区が予定されていた佐々木については、
11月に坐骨神経痛を発症してしまったので、確実にいくということで猪俣にした。
レースプランについては、往路のターゲットは東洋。やられても1分以内にしたい。
復路は、往路の結果をみて、補欠の4年の中島・3年の三田・八木のうち2人か3人を
使いたい」と話していました。
ということで圧倒的強さをみせてきた早稲田ですが、心配な材料がでてきました。
あすのこのコーナーで渡辺監督に生電話をつなぎますので
じっくり聞いてみたいと思います。

続いて、3連覇狙う東洋大学。こちらは層の厚さをみせたメンバー構成となりました。
1区が富永 2区・3区が1年生の双子の設楽兄弟リレー、兄設楽啓太 弟設楽悠太、
4区が本田、そして5区が山の神柏原。
復路が、6区小池、7区大津しょうご、8区千葉優、9区田中たかあき、10区西山と
エントリーされました。
補欠には、前回1区の宇野、6区の市川 10区の高見が回っていますが、
酒井監督は、「選手はまずまずの状態。補欠の宇野の状態はいいし、
横一線になっている。当日寒いという天気予報があるので、選手の状態や気象状況、
往路の成績をみてエントリー変更するか判断する。誰を落とすかという状態」と話し、
選手層の厚さを感じる言葉がありました、
また設楽啓太の2区については、「5区の特殊区間の柏原をのぞいて
一番強い選手をもってきた。学生長距離界でしのぎを削ってほしい。
柏原が抜けたあと彼が中心になる」と期待をかけていました。
3連覇へ向けて落ち着きを感じる東洋大学になっています。

そして前回2位の駒澤大学は、10人のうち6人が1、2年生という若いメンバー。
1区が1年生の油布、2区が出雲・全日本で一区を走った撹上、
3区が上野、4区久我と3人が2年生、5区が3年の井上  
復路は6区が藤原 7区1年の岸本 8区高瀬 9区飯田、
10区が2年の後藤田というエントリー。
大八木監督は「今回は、プレッシャーはない。若いチームなので思い切り、
チャレンジャーという気持ちでやってほしい。3番に入ってくれれば目標は
クリアできる。2年生の撹上の2区は1年の油布、2年の久我と迷ったそうですが、
久我選手がやや故障、そして1年生での2区というのはきつい。
撹上の状態がよかったので、経験させるために配置したと話していました。
そして補欠の2年の千葉健太・1年の窪田は走らせると思います」ということで
若い力が躍動するかどうかというところです。

そして各校のエントリーメンバーをみると1区にスピードランナーが
多いのも特徴。
駒澤油布、東農大松原、早稲田大迫、日体大出口、明治松本翔、日大堂本と
1万メートル28分台の選手が顔をそろえました。
早いレース展開になりそうです。

またエース区間の2区はもちろん豪華メンバー。 
東洋・設楽啓太、駒澤・撹上、
山梨学院・高瀬、早稲田・平賀 日体大・野口
明治・鎧坂、拓殖・マイナ、上武・長谷川、東海・村澤、日大・ベンジャミンと
まさにエース勢ぞろいとなりました。

東洋柏原がいる5区ですが、東海は村澤選手と競いながら力をつけてきた2年生の早川、
そして山のぼりで兄弟対決が実現。
城西3年生で兄の田村優典、そして弟で日大の1年生、田村優宝、がともに5区にエントリー。
兄の田村優典は「一緒に走ることになればすごいこと。自分も負けず嫌いだが、
弟は自分より才能がある。ただ努力する力は弟にまけない」と話していました。

箱根駅伝往路スタートまで4日。どんなレースになるのか本当に楽しみです。

2010年12月28日

駒澤大学 大八木弘明監督インタビュー 12月28日放送

箱根駅伝に45大会連続45度目出場の駒澤大学は、
1995年に大八木さんがコーチとして就任以来、箱根では4連覇を含む優勝6回。
さらに、出雲・全日本を含めると、16度の優勝を誇る平成の常勝軍団ですが、
宇賀地、高林、深津といった強い選手が卒業した今回のチームは、
1、2年生が中心の発展途上のチームです。
しかし、そんなチームの状態でも、今年の出雲では3位、全日本でも2位に入るなど、
安定した成績を収めています。
その駒澤大学の大八木弘明監督に、箱根への意気込みを伺いました。

(出雲、全日本の前に、今年は育成の年だとおっしゃっていましたが、箱根でも変わりませんか?)
そうですね、今年はじっくりと若い選手を育ててる、まだ途中だと思っています。

(出雲、全日本で活躍した1年生が、非常に良い形で箱根に臨んでくるのでは?)
まあ、若いんで、今までの2つのレースは距離が短かかったんで、勢いもでましたけど、
箱根は1区間が20キロと言うことで、その辺りがポイントになってくると思います。

(油布くんの全日本の走り、どのような手応えを感じていますか?)
初め、突っ込んで入り、最後までもってくれたので、良い走りしたと思います。

(実は、あの時、全日本のゲスト解説がOBの宇賀地選手だったのですが、
油布選手の走りを見て、『ここで行け!』って放送で叫んだんのですが、
まさにその瞬間、油布選手が、グッと前にでたということがあったのですが?)
ああ、そうだったのですか。ま、油布は高校時代から大きな大会にでていますし、
その辺りの駆け引きや、レース運びは、慣れているところもあると思います。

(大八木イズムかな?と思ったのですが?)
あっははは、

(大八木監督の2区の選手を決めるポイントは?)
やはり我慢強かったり、本人の性格とかも含め、決めようかなと思っています。
経験のある上級生を使うのか、それとも思い切って新しい者を使うのか、
以前、宇賀地も1年の時使いましたしね。
ま、大会が近づいてきて、選手の出来具合を見て、決めようかなとも思っています。
もしかすると、みんながオッと驚くような選手を使うかもしれませんし、
無難にいくかもしれません(笑)

(今回、東洋と早稲田の下馬評が高いのですが?)
そうですね。駒澤が粘りの走りをして、東洋と早稲田がちょこっつとミスをしてくれればな。
と言うところもありますが、まずは、うちがミスなく走ることが前提ですね。
4区までは、2チームと並んで走りたいという感じはします。
まあ、5区は、仕方が無いと思っている部分もあるので。

(順位の目標を教えてください)
3番以内に入ることが目標です。
(と言っていながら、虎視眈々と?)
いや、今回は3番です!

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2010年12月27日

箱根駅伝への道 今週の予定

12月28日(火) :ナビゲーター 長谷川太アナウンサー
            『駒澤大学 大八木弘明監督インタビュー』

12月29日(水) :ナビゲーター 槇嶋範彦アナウンサー
            『箱根駅伝区間エントリー発表! レース展開を大予想』

12月30日(木) :ナビゲーター 松島茂アナウンサー
(最終回) 『早稲田大学 渡辺康幸監督電話生出演』


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2010年12月24日

東洋大学 柏原竜二選手インタビュー 12月24日放送

過去2回、箱根駅伝5区の山登りで、強烈なインパクトを残し、
世間の注目を集めた柏原竜二選手も、今シーズンは2月に故障した右ひざの影響で、
トラックシーズン、彼本来の走りができませんでした。
そして、注目されることによるプレッシャーで精神的に追い込まれ、
練習でも他の選手についていけなくなるなど、苦しんだ時期もしりましたが、
8月に1週間、リフレッシュ休暇をもらい、
福島に帰省した際に、母校、いわき総合高校の佐藤修一監督に会いにいくと、
あまり体調のことも聞かれず、こんな言葉をかけられたそうです。

『いつまで福島にいるんだ? 楽しんでいけばいいんじゃん。
お前が走りたいと思うようになるまで、じっくりやっていけばいいんじゃん。』

何やってんだ!? お前、何で帰ってきてんだ!?と怒られるかなとも思っていたそうなのですが、
『お前が走りたいと思うようになるまで、じっくりやっていけばいいんじゃん』
この言葉で気持ちが楽になり、この人が指導者で本当に良かったな。
と思ったそうです。

しかし、駅伝シーズンに入っても調子があがらず、出雲駅伝を欠場。
10月の日体大記録会1万メートルで自身セカンドベストの28分24秒92をマークし、
柏原復活か!?とも思わせましたが、
11月の全日本大学駅伝では2区で区間4位と
チームに勢いをつける走りができず、悔し涙を流していました。
 
しかし、それから1ヶ月今月11日に東洋大学の共同取材が行なわれ、
そこに現れた柏原選手の顔は笑顔で、自信に満ち溢れていました。
その柏原選手に、今シーズンのふり返り、そして、箱根にかける想いを聞きました。

柏原選手:
『今年は本当に苦しいシーズンだったと思いますが、とっても成長できて、
充実した1年間だったと思っています。
我慢も覚えましたし、チームワークの大切さも感じました。
本当にいろんなことを学べた一年だったと思います。
この学んだことを全部、箱根で出し尽くすような走りをしたいと思います。
3冠に向けて、区間賞を狙うような走り、またはそれに近い最高のパフォーマンスが
見せられるよう頑張りたいと思います。
山の醍醐味は、抜くときとか、ひときは声援が大きくなりますし、
芦ノ湖のゴールの瞬間なんかは、人が多いので、凄いやり甲斐のある区間だと思います。
確かに、5区は辛いと思いますが、チームのみんなが芦ノ湖で待っていると思うと、
そんなに辛くもないかなと思っています。
自分の売りは『ガッツ』だと思います。』

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