ReoNa「怒って寄り添う楽曲から始まる1枚」ニューシングル『R.I.P.』に込めた想い！

表題曲の『R.I.P.』はTVアニメ「アークナイツ【冬隠帰路/PERISH IN FROST】」エンディングテーマ。タイトルの『R.I.P.』について伺ったところ、安元さん、白石さんも驚く発見がありました。「作詞の過程でクリエイターのハヤシケイさんと話してる中に、浮かんできていたキーワードで、弔いの言葉でもあり、生きている人に言うと、とてつもない皮肉の言葉にもなる。アークナイツに出てくるRhodes Island Pharmaceuticalっていう団体の頭文字にもかかってるんです」

怒りをテーマにしている『R.I.P.』、レコーディングはどうだったのでしょうか？「怒りという感情を、曲、歌詞の中にReoNaの声で、どう怒って歌うか、レコーディングの前に凄く考えました。“肺が潰れるまで叫べ”という歌詞があって、そのキーワードからホーンセクションを入れよう、ブラスを入れようとなって。私自身のルーツにはなかったんですけどアシッドジャズというキーワードが上がってきて、それをベースにアレンジが進んでいきました」

ReoNaさんはバンドのレコーディングにも立ち会われたそうです。「ひとつひとつ生の音色が重なっていくと想像していただけの世界と全く変わって、それこそブラスバンドのレコーディングは、イントロから力強い枯れた音色が入ってきた瞬間にぶわっと音の厚みが変わるんです」

カップリングの話も伺いました。２曲目はＮＨＫ「みんなのうた」で放送された「地球が一枚の板だったら」。「みんなのうたは私自身も小さい頃よく見ていた番組。本当にいろんな年齢層の方、小さい子からお年寄りまでいろんな方が見られている番組という印象があったので、流れると知って驚きました」

初回生産限定盤と通常盤に収録している「VITA-The Days-」は「ライブで実は何度か披露させて頂いていて、新曲みたいに聞いて欲しい、生まれ変わらせたいという思い、気持ちが凄く強かったです」

期間限定生産盤に収録している「原作者」は「クリエイターの毛蟹さんが作詞、作曲、編曲をされてるんです。デビュー前からずっとご一緒している方で、たまに脇目も振らず自分のことだけを託してくれるタイミングっていうのがあって“自分が思うこと全部綴るから、ReoNa自分のものにして”と言われている気がするんです。受け取って、いざ読んだり、聞いたりすると悔しいぐらい分かるんですよね。毛蟹さんは原作者になりたかったんだなって。まわりから見たら”なれてるじゃん“と思うかもしれないけど、自分の中にだけある自分が目指したい理想ってきっと誰にでもあって、それになれなかった歌なんだなって」

来年の5月からは5周年を記念したツアーが始まります。「私はライブって1対1だってずっと思っていて、その日その場所にその時間を空けて来てくださった方、もしかしたら初めましてかもしれないし、何度も来てくれてる人かもしれない。これが最後だって覚悟して来てる人もいるかもしれないとかそんなことを考えながら、来てくれてる1人1人が自分に向けて歌ってくれたんだなって思って帰れる場所にしたいなと思って毎回臨んでいます」

ライダースは100着以上持っているというReoNaさん。ニューシングル『R.I.P.』はReoNaさんにとってどんな作品になったのでしょうか？
「ReoNaが怒って寄り添う楽曲から始まる1枚になりました。ぜひ受け取って頂けたらうれしいです」

≪ゲストからのお知らせ≫
・ニューシングル「R.I.P.」発売中！
・2024年5月から7月にかけて、全国ワンマンホールツアー
「ReoNa 5th Anniversary Concert Tour “ハロー、アンハッピー”」開催！

【ReoNa OFFICIAL WEB SITE】