神谷浩史、『デジモンフロンティア』の思い出を語る。『神谷浩史・小野大輔のDear Girl～Stories～』

文化放送で放送中の『神谷浩史・小野大輔のDear Girl～Stories～』。
パーソナリティは、声優の神谷浩史さんと、小野大輔さんです。

8月20日の放送では、神谷さんが出演した「デジモン」のイベント『デジフェス2022』について話しました。

神谷さんは、源輝二役で2002年に放送されたTVアニメ『デジモンフロンティア』に出演。メインキャスト6人がイベントで揃うのは、20年経った今回が初めてなのだとか。

神谷　まず、デジタルワールドで冒険した6人が、2年後中学生になってもう一回再会するみたいな話をドラマでやって。そのあとトークショーをやるっていう感じだったんですけど。
小野　久しぶりに演じましたか？
神谷　はい！だって20年だもん！
小野　20年前だからこそ、青春的な作品ってことになるんですかね。
神谷　だってもう（当時は）暇だったし。あと、1年物に関われるっていうことがすごく嬉しかったし。
小野　大きいね。
神谷　なおかつ『デジモン』っていう作品って、選ばれた子供たちが、デジタルワールドにトレイルモンっていう電車に乗って行くのね。そこで、デジモンのスピリットに選ばれて、自分で変身して戦う話だったから、今で言う異世界に行って、子供たちの力だけ戦うっていう話が、僕としては憧れだったんですよ。
小野　うん。
神谷　僕が子供のころに『デジモンアドベンチャー』観てたら、すごい好きになってただろうなっていう。僕はもう大人だったから。
小野　うんうん。
神谷　『デジモンアドベンチャー』では、（藤田）淑子さんが主人公で、八神太一っていう役をやってて。「僕が子供のころ観てたらすごい好きだっただろうな」っていう作品の4作品目に関われたから、僕としては当時めちゃくちゃ嬉しくて！
小野　うん。
神谷　毎週水曜日の朝10時にタバック（アフレコスタジオ）で収録だったんですけど、1年間本当に楽しくて。暇だったから！
小野　（笑）
神谷　その日以外はほとんど仕事してないわけですよ。（鈴村）健一くんも当時やっと売れ始めた感じで、オーディション受けて「健一くんに決まったんだ、すごいね！」みたいな感じだったから。
小野　はいはい。
神谷　それでも暇だったから、終わって2人でご飯食べに行ったりとか。
小野　（笑）
神谷　あと、渡辺久美子さんもそこで一緒だったのね。
小野　くーさん（渡辺久美子さんの愛称）も出てましたね。
神谷　そうそうそう。くーさんは、1個前の作品から結構仲良くさせてもらっていて。そこで1年間ご一緒させてもらっていたから、『WORKING!!!』のときに、扱いがすごく雑だったのは、そういった理由があるんです。
小野　デジモンで築かれた絆だったんだね（笑）
神谷　そういうのがあって、結構盛り上がったイベントでしたね。
小野　いいね！

神谷さんは「当時そこでいろんなものを吸収した気がする」と言います。
また、初めて人前で歌を歌ったのはデジモンのイベントだったそう。神谷さんは当時のイベントで印象に残っている出来事を話します。

神谷　和田光司さんが最後に「Butter-Fly」を歌って終了みたいな感じだったんですけど、お客さんが帰らなくって。
小野　うんうん。
神谷　「アンコール終わっても帰らない。どうしよう！」ってなったときに、「よし、もう一回出よう！」ってなって、本当に何も決まってない状態でステージに上がっていって、『デジモンフロンティア』のオープニング曲「FIRE!!」をもう一回歌ったんです。
小野　うん。
神谷　で、最後のフレーズで「“君を連れて"」っていうのがあるんだけど、そこのところを和田光司さんが「みんなを連れて」っていうふうに歌って締まったライブが印象に残ってて。「すげえ、ライブってこんな感じなんだ！」っていうライブ原体験だったのね。やっぱ僕、和田光司さんが本当に好きだったから。お話はさせてもらっていたから、仲良くて。
小野　へー。いい作品に出会いましたね。
神谷　そうだね。

神谷さんは「そういうものに出会えたおかげで今の自分があると思う。本当に幸せな1日でしたね」と話しました。

『神谷浩史・小野大輔のDear Girl～Stories～』はラジコタイムフリーの他、YouTubeの文化放送エクステンドチャンネル、ニコニコ動画DGSチャンネルにてアーカイブ公開中

https://nico.ms/so40968329