今江大地がボートレーサー國分将太郎にいろいろ聞いてみた「ボートレースってどんなスポーツ?」「養成所では何を習うの?」

今江大地がボートレーサー國分将太郎にいろいろ聞いてみた「ボートレースってどんなスポーツ?」「養成所では何を習うの?」

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レコメン!が「推していきたいもの」をマンスリーでピックアップしていく「レコメン!シェアリング」。8月7日からの1カ月間は、パーソナリティの今江大地が、現役ボートレーサーに「ボートレース」について基礎知識からプライベートまで毎日1つずつテーマを掲げて、インタビューした。


8月7日から8月17日までの2週間は、各曜日でテーマを設けて、ボートレーサーの國分将太郎選手にボートレースについて語ってもらった。
國分選手は1994年福島県に生まれ、現在29歳。2018年にレースデビューして現在ボートレーサーとして活躍されている。ボートレーサーになる前は、水上バイクの選手として活躍しており、2016年には水上バイク世界選手権で日本人初、最年少で優勝の経験もある。

――今江「水上バイクで世界選手権で優勝されて、なんでボートレースの方の世界に行こうと思ったんですか?」

國分「水上の格闘技としてボートレースを昔から知っていて、ずっと興味があって一般試験をずっと受けてはいたんですけど、中々受からなくて。最終的に水上バイクの方で優勝できて、その実績をもとにボートレースの試験を受けさせてもらったという形です」

――今江「ボートレースはどんなスポーツなのか國分選手教えてください」

國分
「今一生懸命考えたんですけど、6艇で一斉にスタートして3周するんですけど、その中で順位を決めるという感じです」
今江「3周もしはるんですね。結構長い距離ですか?」
國分「僕からすると、ちょっと短いぐらいの感覚なんですけど。2~3分で終わってしまうので」
今江「結構一瞬で終わってしまうんですね。僕もそうなんですけど、初めてボートレースを見る方にこれだけは覚えておいて欲しいということありますか?」
國分「基本的に1番内側のインコースが1番有利です。後はそこに対して外側の船がどう仕掛けて戦うのかっていうところを注目しながら見て欲しいです」

――今江「國分選手がボートレースをやっていて1番やりがいを感じることはありますか?」

國分「やっぱり1頭取った時とか優勝戦乗った時とか、結果がついてきた時ですかね」

――今江「では、國分選手が思うボートレースの1番の魅力は?」

國分「スタートから第1マークへの攻防ですかね。ボートレースって200mぐらい手前から時計を見ながらスタートするんですよ」
今江「そうなんや。止まってスタートじゃなくて、スーッ、スーン!や」
國分「そうなんですよ。なるべく早いスピードでスタートしたいので」
今江「そこが魅力と。全く知らなくて失礼なんですけど、止まってるもんやと思ってました。そうじゃなくて、予測を付けてラインまでどれだけ最高加速でスピードでいけるか」
國分「しかも水面上なのでスタートラインがないので自分の感覚で、その日の風向きとかいろいろ考えながらスタートするって感じです」
今江「難しいけど、面白いですね。機械の調子とか風向きとか、波も立ってますよね」
國分「レース場によっては、川とかだったりすると川の流れとかも考えなきゃいけないので」
今江「それは気になりますね。見たいところですね。やっぱりボートレースはやっぱ生で見るのがおすすめですか?」
國分「はい。是非レース場で。音がかなりレース場の中で響くんですよ。映像で見たら音がないのでちょっと迫力にかけちゃうところがあるんですけど、レース場だとかなり迫力があると思います」

――今江「國分選手への質問メールいただいています。「ボートレーサーの方へ質問です。勝負の世界で戦ってるレーサーの方は、レース前に必ずこれを食べるという勝負飯ってあるんですか?また、普段食生活にこだわりってあるんですか?」

國分「僕自身はこだわりそんなにないんですけど、でも他の選手はある人は多いですね」
今江「食生活にこだわりは特にない。今すごい見た目は絞っているというか細いというか、スマートじゃないですか?やっぱ気にしてはいはるんですか?」
國分「はい。食べる量は気にしています」
今江「なるほど。重さがスピードに関係してくるってことですよね」
國分「52キロが1番ベストな体重なんですけど、それ以下だと重りを積まないといけなくて」
今江「そういうルールもあるんですか?以下やったらダメ?厳しい!」
國分「重い分には別にないんですけど、やっぱりレースで勝てなくなっちゃうんで、なるべく52キロくらいを目指しながら」
今江「勝負の世界や!なるほど。こだわっている量とか決まってると思うんですけど、特に何が好きとかありますか?」
國分「僕はやっぱりお肉中心ですね」
今江「お肉中心(笑)。やっぱり鶏ささみとか鶏胸とかですか?」
國分「焼肉も好きです」

――今江「ボートレーサーになるためには1年間養成所に通わないといけないんですよね。ではその養成所がどんなところなのかどんなことを学ぶのか國分選手にお聞きしていきたいと思います」

國分「入所してまず最初に教えられるのが、1年間の集団生活なので、その中でルールが結構厳しくて」
今江「朝何時ぐらいに起きたりしはるんですか?」
國分「朝は6時起床ですね。しかも起きてすぐ布団をたたむところから始まって、3分以内に外に出て」
今江「3分以内!?厳しい!トレーニング内容はどんなことするのかお聞きしてもいいですか?」
國分「実際水面に出て乗るまで、それ以前に結構いろんなことを覚えるんですけど」
今江「やっぱり知識とかですか?」
國分「本当に基礎的な、ボートにエンジンをつけない状態で水面に出て、自分でパドルをこぎながらとか」
今江「水面にもし落ちちゃったときのためにとか」
國分「水面にまず慣れる。やっぱり養成所に入るまでボートに誰も乗ったことないじゃないですか?だから、水の上に行ってそういう感覚をまず養うところからだと」
今江「養成所は費用が無料ってお聞きしたんですけど、それって本当なんですか?」
國分「そうですね。確か自分が入る時ぐらいから無償化になって」
今江「本当にやりたい人がなろうと思えるというか、優しい世界というか」
國分「そうですね。かなりそれで幅が広がったと思います」

――今江「どんな人がレーサーになれるのか向いているのか教えてください」

國分「まず体格ですね。体重がどうしても軽いほうが良いので身長が高いと体重も自然に重たくなっちゃうと思うので」
今江「でも男性もなれるし女性もなれるんですよね?なんか最近、女性の方も増えているということで、ボートレーサーは15歳から未経験でも目指せるスポーツではあるんですけど、やっぱり体を動かしたり部活動したりすることはいいことなんですかね」
國分「そうですね。やっぱり運動神経大事だと思います。実際ボートレーサー周り見てみると運動神経がかなりいい人が多いので」
今江「ボートレーサーもたくさんいはるじゃないですか?元々スポーツをやってこなかった人ももちろんいるんですか?」
國分「もちろんいます」
今江「そうなんや。でもやっぱ可能性がたくさんの人にあるって事ですよね。色んな人がなれるというか、目指せるスポーツであると」
國分「そういう意味ではボートレーサーは1アスリートという認識ですけど、かなり、幅が広い職業なんじゃないかなって思います」
今江「自分の身体も使いますけど、機械で運転してるから」

國分「走るのは、ボートの方なので自分自身が走らなくても」
今江「得意じゃない方でも、もしかしたら運転がすごい得意な」
國分「めちゃめちゃ上手いかもしれないです」
今江「なるほどね、じゃあここからボートレーサーになりたいと思っている聞いてる方がおると思うんですけど、その方にメッセージとかありますか?」
國分「今無償化になって、かなり受けやすい環境にはなってると思うので、もし興味があるんだったらまず受けてみて受からないと始まらないし、本当に興味があるんだったら是非一度試験を受けて見るのがおススメです」

――今江「ボートレーサーの方が普段どんな生活を送っているのか、伺っていきたいんですが、プライベートではどんなことをされているんですか?」

國分「そうですね。何してるんだろう?僕も多趣味なので、あんまり家にいれないというか、結構外に出たがるんですけど、趣味でバイクに乗ったりとか、車も好きでドライブとかも行くので」
今江「やっぱり運転するの得意なんじゃないですか?」
國分「そうですね」
今江「普段トレーニングなどはされてるんですか?」
國分「はい。やっぱり体重調整のためにランニングしたりとか、筋肉つけるようなトレーニングはなるべくしないようにしてるんですけど」
今江「有酸素運動とか」
國分「そうですね。体幹トレーニングとか」
今江「トレーニングはやっぱり走るなんですね」
國分「なるべく体重が落ちるような」
今江「サウナとか」
國分「サウナ好きです。結構多いですよ。選手が減量のためにサウナはいるので。レース期間中でも宿舎の中でサウナ入ったりとか」
今江「宿舎にサウナがあるんですか?すっごいね」

――今江「メールいただいています。「ボートレーサーは、養成所に通っていると聞いたことがあるんですが、その後は先輩にボートレースについて学んだりすることはあるんですか?それぞれのレーサーに師匠的な人がいたりするんですか?」」

國分「はい。います」
今江「いはるんや!」
國分「やっぱり養成所から出ていきなりレースに出るとなっても全然レベルがそこに達してないので、なるべく早く師匠を見つけて、実際自分が走ったレースを見てもらいながらとか、そうやって積み重ねていかないとなかなか上達しない」
今江「それはもう直談判しに行くんですか?」
國分「そうですね」
今江「僕を弟子にしてください!」
國分「本当にそんな感じです」
今江「それはもう、國分選手も実際に(師匠が)いはるということですよね」
國分「はい。僕は、品田直樹さんに見てもらってるんですけど、デビューして、ちょっと経ってから他の先輩に品田さんいいんじゃないかと言われて、僕も「あ、いいな」と思って」
今江「なるほど。師匠と戦うことってあったりするんですか?」
國分「同じレースになることはあります」
今江「うわっ!燃えるタイプですか?そういう時って」
國分「僕は申し訳ないですけど、燃えちゃいます」
今江「いや、いいね!師匠や!勝ってやろう!って感じですよね」
國分「師匠に勝ってやろうというよりは6艇で走るので」
今江「その中で1位獲ったろうってことですね」

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