九州が半導体産業の一大集積地に!TSMC熊本工場は来年末に稼働予定

九州が半導体産業の一大集積地に!TSMC熊本工場は来年末に稼働予定

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10月5日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、九州大学大学院教授の施光恒氏と寺島尚正アナウンサーが、九州の半導体供給網に関するニュースについて意見を交わした。

施氏「熊本は水資源が豊富なんですよね」

九州が半導体産業の一大集積地になってきた。
受託生産の最大手、TSMC(台湾積体電路製造)が立ち上げる熊本県の大型工場を起点に、東京エレクトロンや荏原製作所など装置メーカーの投資が相次ぐ。サプライチェーン(供給網)づくりが進めば、経済効果は大きくなる。

寺島アナ「九州が半導体産業の一大集積地になっているということですが、これは施さん、どういう理由があるというふうにご覧になっていますか?」

施氏「元々、半導体メーカー的なものが結構多かったということと、もう一つは熊本は地下水がすごく豊富なんですね。熊本市だけでいうと、ほぼ地下水で賄っているみたいです。ですから、水道というよりは地下水なんですね。それぐらい熊本は水資源が豊富で、半導体産業っていうのはやっぱり綺麗な水が大量に必要だっていうところで熊本に目をつけたってことですね」

サプライチェーンを強くするための人材育成も欠かせないという指摘がある。
SCREENホールディングスは6月、5億円を投じて熊本事業所の中にエンジニアを育成する施設「匠(たくみ)」を開いた。
高いシェアを持つ最先端の半導体洗浄装置を用意し、仕様変更や改造に素早く対応できるエンジニアを育てるという。
約1兆円を投じて2022年から建設が進んでいたTSMCの工場は来年末にも稼働する予定だとしている。

寺島アナ「半導体工場が増えると、日本の国力という面から見ると、やはり上がってきますかね?」

施氏「そうですね。まぁ、いま半導体は不足気味ですけれども、いろんなところで問題が生じていますよね。例えば新車の納期なんて物凄い時間かかりますし。ですから、ほんとに国力の向上に繋げてほしいですね。
そして、エンジニア育成っていうのは、たとえば工業高校卒とか高専卒とか中堅的技術者の裾野を広くするのが良いかなっていうふうに思いますね」

寺島アナ「そのあたりは非常に期待できるところなんですね?」

施氏「そうですね。そこにいま熊本は力を入れていると思いますけれども」

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