【西武】蛭間拓哉選手インタビュー シーズン終盤は「本能でやれていなかった」

【西武】蛭間拓哉選手インタビュー シーズン終盤は「本能でやれていなかった」

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10月17日放送のライオンズエクスプレスでは、埼玉西武ライオンズの蛭間拓哉選手にインタビューした模様を放送。ルーキーイヤーを終えた今の心境を訊いた。

――プロ野球選手として初めてのシーズンが終わりましたが、率直に今どういった気持ちですか?
蛭間「本当に最初は右も左もわからない状況で不安が大きかった。1年間やってみて、うまくいかないことの方が多かったのですが、試合にも出させていただいて、いろいろな経験をさせていただいたので、最後は悔しい思いをしてしまったが、いろいろな経験ができて良かったなと思います」

――最後悔しい思いをしたというのは、今シーズンのラストゲームまで一軍にいられなかったというあたりでしょうか?
蛭間「そうですね」

――プロ野球選手としての生活になって、カルチャーショックを受けたことはありますか?
蛭間「ナイターのゲームというのがほとんど学生時代はなかったので、ナイターの生活リズムというのが最初ちょっと変な感じがして、寝るのも遅くなって2時とかで、起きるのが11時、12時ぐらいなので、変な感じがしました」

――6月23日の仙台でのゲーム(楽天ー西武10回戦)が、記念すべきデビュー戦ということだったのですが、一軍という話を聞いたときは、そろそろ来るなというふうに思っていたのか、それとも青天の霹靂だったのか、どっちだったのでしょうか?
蛭間「まず知った時は、記事で最初出てしまって、みんなに『1軍行くのか』みたいに言われて、コーチも知らない感じだったので『自分ちょっとわからないです』という感じでした(笑)。みんなから『1軍頑張れ』という連絡が来てはいたが、別に直接言われたわけじゃなかったので、わからない感じで……親にも本当に言えずにという感じで結構戸惑っていました」

――実際に「一軍だぞ」と言われたときの気持ちを思い出していただくとどうでしたか?
蛭間「正直不安の方が大きく、『やってやろう』という気持ちもありましたけど、どちらかといえば不安の方が大きくて、本当に大丈夫かなと思いました」

――初打席は仙台のゲーム(6月23日、楽天ー西武10回戦)でした。相手が則本昂大投手、良いピッチャーが相手でした。振り返ってみていかがですか?
蛭間「初めて一軍の打席に入って、新人なので真っすぐでバンバン押してくるかなと思ったら、意外にも変化球も多くて……やられました」

――でもバットを振りましたよね?
蛭間「積極的にどんどんいこうということは心がけていたので……でもやられました」

――初安打がプロに入って2試合目(6月24日、楽天ー西武11回戦)で出ました。あのときは辛島航投手でしたが、ライト前ヒットでした。振り返ってみていかがですか?
蛭間「当たりはそんなに良くはなかったが、プロ初ヒットを早く打ちたいという気持ちが強かったので、1本打ったときはホッとしたというのが一番強いなと思います」

――プロ初ヒットのボールは手元に返ってきましたか?
蛭間「きました。もう家族に送りましたねホームランボールと一緒に」

――そういうボールがどんどん増えていくといいですよね?
蛭間「そうですね」

――今シーズンは56試合で打率.232という数字が残っています。この数字に関してはいかがでしょう?
蛭間「9月になって少し打率が落ちてしまって、打率.232でしたけど、もう少しいけたなという気持ちは正直あるので、最後悔しい結果に終わってしまったなとは思います。いろいろ考えすぎてしまったかなと思いますね。配球であったり、こうやって攻めてくるんじゃないかなということをすごく考えすぎて、最終的にはきたボールに対応するということが本能的なものだと思うのですが、本能でやれていなかったというか本当に考えすぎてしまったなと思います」

※インタビュアー:長谷川太アナウンサー

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