【西武】岸潤一郎選手インタビュー 課題に挙げた盗塁について「行く根性がない限り盗塁はできない」

【西武】岸潤一郎選手インタビュー 課題に挙げた盗塁について「行く根性がない限り盗塁はできない」

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10月19日放送のライオンズエクスプレスでは、埼玉西武ライオンズの岸潤一郎選手にインタビューした模様を放送した。今シーズンの振り返りと、秋季練習で取り組んでいる課題について訊いた。

――シーズンオフの雰囲気はどうですか? ホッとしていますか?
岸「いやもうホッとはしていなくて、それこそ次に、来年に向けてどれだけレベルを上げてやろうかという気持ちでやっています」

――現在秋季練習で課題にしていることはありますか?
岸「バッティングで言えばもちろん率は残っていないですし、その中で『どのようにして率を上げていくのか』というところを課題として取り組もうと思います」

――今シーズンの打率.209はどうとらえていますか?
岸「比較的いい打球は増えたんです、それこそ反対方向だったり。でももう少し間を抜けない部分は力が足りないのかなと思います。バットの出し方、物理的な力をつける部分が課題かなと自分では思っています」

――間を抜けないというのは?
岸「野手の間、頭の上だったり、もう少しで抜けないという打球が今年は多かった。より打球スピードが上がれば抜けていたんだろうなという打球が多々あったので、そういうところを課題にしてよりヒットを多く打てればなと思っています」

――数字だけ見ると昨年は45試合、今年は61試合と出場試合数は増えています。一昨年は100試合でしたが、それと比べると今年はどうでしたか?
岸「(一昨年よりも)今年の方が自分的にはよかった。一昨年に関してはただ打席で強く振っていたので、状況は今よりも考えられていないと思いますし、試合の流れの部分は2年前の方が全然ダメだったなと感じています」

――内容的には今年の方がいい?
岸「内容的には今年の方がマシですね」

――チームでは1番打者、外野手の固定がポイントでしたが、どのようなところを狙ってシーズンに入ったのでしょうか?
岸「シーズン入った時はとりあえず怪我を治すことしか考えられていなかった。ただ、終盤1番を多く打たせてもらった中で、今までできなかった役割が自分の中で見つかったかなと。それこそ今までの自分のスタイルは初球からガンガンいくだけだったんですけど、しっかりと打つ球を選んで、四球を取れだしたというところに繋がるのかなと思います」

――スタメンでは1番としての出場が一番多かったですが(48試合中15試合)、岸選手にとって1番へどのような手応えを感じていますか?
岸「それこそ試合で一番初めに打席に入るバッターなので、その後の流れも考えながら打席に入れたかなと思います。でもこだわりという部分では、打順関係なく、どのポジションでもチームの戦力になれれば自分はありがたいので」

――ファンも1番打者、外野手がなかなか決まらない中、岸選手に期待する声は大きいと思います。
岸「もちろん目標は高く、1番バッターを狙いたいという気持ちはあります。それを大前提にチームが勝つことだけしか考えていないので、それに尽きると思います」

――来年に今シーズン以上に出場試合を増やすために必要なものは何だと考えていますか?
岸「今年は守備の方で毎年いくつかしていたのがノーエラーということで、少し自信に繋がった部分ではあります。守備固めでも出していただけましたし。そういう部分はしっかり自信を持ちながら、打撃面と走塁面。走塁だけじゃなくて盗塁も少ないので、そこをしっかりこの秋、来年の春に力を入れていって、開幕スタメンを狙いたいなと思います」

――確かに盗塁はもう少し増やしたかったですね?
岸「そうですね。スタートを切る根性だけがないので……(笑)。盗塁って結構気合と根性の部分だと僕は思っていて、いざ切れればあとはスピードに乗っていけばいいだけなんです。もちろんその辺りにも細かい部分はありますけど、行く根性がない限り盗塁はできないわけなので。スタートを切るという部分も秋、春にやっていきたいなと思っています」

※インタビュアー:文化放送・長谷川太アナウンサー

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