「日本はコロナの最劣等生です」ナゼ今も年2回大きな波がやってきて医療がパンクするのか専門家が解説

「日本はコロナの最劣等生です」ナゼ今も年2回大きな波がやってきて医療がパンクするのか専門家が解説

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新型コロナウイルスが世界で初めて確認された最初期から危険性を指摘し、2021年には『誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?』を著した、著述家で工学博士の牧田寛さんが12月25日の大竹まことゴールデンラジオに出演。世界と比べて日本のコロナがどんな状況なのか伺った。

大竹「今の日本のコロナの状況を先生はどんな風に考えていらっしゃいますか?」

牧田「2021年が終わるところまでは、日本は世界の優等生だったんですけれども、残念ながら2022年以降は世界の最劣等生になってます。

大竹「あら、一番ダメ?」

牧田「残念ながら一番ダメなグループの特に目立つ国と化してます。例えばヨーロッパ、アメリカ合衆国、南米、中東アジア諸国、こういうところは2022年の夏ぐらいから、ほとんど平常状態に戻ってるんですね。ところが日本だけは、年に2回、必ず大きな波がやってきて、医療がパンクして、人がだいたい一回あたり公式の数字で1万5千人ぐらい、実際には4万ぐらい死んでいるという状態が続いてます。」

大竹「なぜ日本だけがいつまでもコロナの尾っぽを引きずって今日まで来てしまったんですか?」

牧田「それはもう、単に科学や事実に基づかないことをしているからです。ほかの国がやってることと全く違うことを日本はやっています。最初、2020年、21年だけはうまくいったんで、それで日本のやり方が正しいと思い込んで、そのまま突っ走ってしまったら、2022年以降はシッチャカメッチャカになってしまった。そういう状態で、最初に言ったことを修正できずにいるんですね。」

大竹「最初にやったことを修正できない?どんな点が修正できてないんですか?」

牧田「日本は「検査をすれば患者が増える」という嘘のプロパガンダを流してしまった。これ、根本には日本国政府自体の、医療費抑制・医療費削減というイデオロギーがあるんですけど、これを元に診療抑制・検査抑制ポリシーを発動しちゃったんですね。それを変えられない。なぜかというと検査抑制ポリシーのために作った医療のおとぎ話があって、そのために科学を完全に無視した嘘の情報を発信してしまった。それがすでに日本の特殊な医療常識と化してしまったんです。」

大竹「要するに、検査をたくさんすれば検査する分、患者が増えるだろうと。増えると、それが厚労省をはじめ医療業界を圧迫して、医療の滞りが起きてしまうから、あんまり調べない方が良いんだ!ということですね。」

牧田「そうです。それと、パクスロビドやゾコーバやモルヌピラビルといった抗ウイルス剤が2021年の10月ぐらいから出始めて、特にアメリカ合衆国では、すぐに飲ませれば人は死なないし病院にやってこないから、その場で処方して渡してしまえ、という方法をやってるんですけど、日本はなぜか、医療費が増えないようにするため、抗ウイルス剤は何としてでも出さないようにする。こういうことをずっとしてるんですね。そのためにも検査させない。それが完全に固定観念化してます。」

大竹「その固定観念化している中で、日本は新型コロナが5類になりました。これはどんな影響があったんですか?」

牧田「実際問題として、しかたがなかったということはあります。何しろ2類の時のようなガチガチのことを、毎回何十万人、何千万人の患者が出るような状態でやっていれば、もう当然社会も政府も逼迫して倒れてしまう。5類にすること自体、僕は仕方がないと思ってるんですけれども、問題は5類化することによって、すべての〇〇が止まってしまったということです。」

牧田寛さんが指摘するコロナ5類化の問題点とは?この続きが気になる方はradikoのタイムフリー機能でご確認ください。

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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