【第100回箱根駅伝】「最後に記憶に残る走りができた」城西大学・山本唯翔選手 往路レース後インタビュー

【第100回箱根駅伝】「最後に記憶に残る走りができた」城西大学・山本唯翔選手 往路レース後インタビュー

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第100回箱根駅伝、5区で2年連続区間賞を獲得、2年連続区間新記録をたたき出した”山の妖精”城西大学・山本唯翔選手(4年)のレース後インタビューです。

――ご自身の成長はどこで感じているのか?
「昨年は痙攣を起こして小涌園から抑えてしまったが、今日は痙攣も何もなく準備もしっかりしてきたので、小涌園からが1番きついところでしっかり押していけたのは1年間準備してきたからだと思います。全日本が終わってから箱根に向けて2ヶ月間、記録会にも出ず箱根に向けての準備が今に生きたと思っています」

――チームとして過去最高の往路3位でしたが
「チームとして3位(という目標)を掲げていて、1区野村(颯斗、4年)から始まりみんなが自分の区間までに3位に持ってきてくれたので本当に感謝ですし、復路のメンバーも強いですが自分たちは往路で勝てないと思っていたので、自分の仕事をしたと思っています」

――準備は具体的にどこを高めていたか?
「前半シーズンはトラックで最後にスパートできるようにすることを意識していました。ジョグ後の流しや城西大は低酸素トレーニング環境があって、そこでしっかり追い込めていたので他大学の選手と差ができていると思います。最後の1キロも今井正人さん(現トヨタ自動車九州、順天堂大学OB)の記録しか意識していませんでした。到達はできなかったが、スパート力を磨いてきたことで、近づくことができました」

――前回と今回でメンタルの面で変わったことは?
「副主将としてチームを引っ張ってきてチームのエースとしてもやってきたので、練習から背中を見せてチームメイトに練習面でも生活面もしっかりできて成長を感じました。チームにもいい影響を与えていたのかなと思います。今年のチームは高い目標を掲げていたがその中で出雲、全日本としっかりチーム目標を達成できて、往路が終わったばかりですが明日の復路のメンバーが3位でゴールしてくれると思います。今年やってきたことは報われたかなと思っています」

――妖精と呼ばれましていましたが
「神にはなれなかったが、妖精と呼ばれて最終的には自分との闘いと思っていました。心残りはなく、神と呼ばれる歴代3人(初代の今井正人さん、2代目の柏原竜二さん、3代目の神野大地さん)と比較して、恐れ多い部分がありました。自分は箱根5区を走りたくて小さい頃から箱根観戦に来ていたので、最後に記憶に残る走りができたと思っています。今後は神にこだわらなくていいかなと思っています」

――雨の中でのレースはイメージしていたのか?
「天候は雨になるかもと知っていたので、実際に召集前に雨が降り始めて山の下の方も寒かったのですが、昨年よりも、山の上と下の温度差がなかったのはよかったです」

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