村上信五くんと経済クン「森永卓郎さんが2024年の日本経済を占う！」

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【2023年は森永さんにとってどんな年だった？】
ご著書「ザイム真理教」は14刷りで8万2000部までいっている。沖縄県の離島で唯一行けてなかった宮古島にも行けた。思ったより広くて自転車で回ったらけっこう疲れた。
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【森永さんが2023年に気になった経済ニュース】
⓵コロナ規制の緩和
→2023年5月に5類に移行。ものすごく観光地に人が出て、飛行機や新幹線がいきなり満員になった。コロナ期間中の強制貯蓄が一気に噴き出し、前半はものすごく消費が増えて経済は絶好調だった。経済の面からみると、コロナ規制の緩和はものすごく効果は大きかった。

⓶物価高
→食料品を中心にものすごく物価高騰が起きた。ロシアによるウクライナ侵攻の影響も大きく、食品は９パーセントほど物価が上がった。使いたいのに高すぎてままならないという家庭が多かった。

⓷増税・国民負担増
→国民負担率は48％と半分が持っていかれる事態に。2023年の今年の漢字が「税」になったのも象徴的。岸田総理は「増税メガネ」と呼ばれるほどになった。インボイス制度も始まった。
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【森永さんが占う！2024年の経済】
⓵物価高は落ち着いていく
→学者の間でも意見が割れているが、森永さんは落ち着いていくと考える。11月の企業物価指数は前年比0.8%増と急激に下落。（2022年の12月は前年比10.6％も上がっていた）円高もだいぶ収まってきたので、2024年はほぼ０になるのではないかというくらい落ち着いていくと考えている。

⓶増税は一時停止
→岸田総理が2024年に所得税住民税の合計４万円の減税を行う。これだけが効果ではなく、国会でも減税をやりながら増税をするのはおかしいという話になり、2024年はほとんど増税の実施はない。おそらく2024年秋の自民党総裁選が行われたあと、一気に増税メニューが決まるパターンだと思う。2025年に一気に増税を実施すると考えられるため、2024年は嵐の前の静けさとなる。

⓷自民党総裁選で岸田総理再選
→岸田内閣の支持率がかなり落ち込んでいて、政権は赤信号が灯り、岸田総理の再選はほぼないといわれていた。ただ、自民党派閥のパーティー券問題で、ライバルだった安倍派の幹部がみんな辞任してしまった。ライバルがいないと、どんなに国民が支持していなくても、岸田総理がそのまま再選される可能性が高くなる。岸田総理が再選すると、これまで進めてきた増税路線でそのままいくのだろうと考えられる。その反動が2025年に出てくるのでは。
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毎年の恒例講義。今回も大変勉強になりました。そして…森永さん、収録の際はお元気そうに見えたので、先日のニュースを拝見して驚きました。色々な権力と闘ってきた森永さんは、病気にもきっと打ち勝てると信じて、心より応援しています！「ザイム真理教 第２弾」待っています！！
坂口愛美