【音現場から・ミキサー裏話】中継回線の24年問題

【音現場から・ミキサー裏話】中継回線の24年問題

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文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中のコラム「音現場から・ミキサー裏話」。番組の工場=スタジオ、その周辺にまつわるさまざまな話題を技術部員がご紹介。番組やイベントの裏話も盛りだくさんです!

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●1月19日(金)配信

前回のこのコーナーでも書きましたが、年末年始は毎年恒例のさだまさしカウントダウンin国技館のライブ中継で国技館にいました。
PAさんからの音声分岐方法が少々変更になったので若干のトラブルはありましたが、リハーサルまでには解決。24時半の番組終了後にはケータリングの年越しそばを美味しくいただけました。とは言ってもカップ天そばですが……。
お湯を沸かすポットの台数が限られているので、一旦お湯が無くなると次に沸くまで20分以上!
待っている間はスタッフルームとなっている支度部屋でNHKさんの「生さだ」を見て過ごすというのが2024年の年明けです。

さて番組中継をするには、何らかの中継回線が必要です。
今まで主流だったISDN回線のデジタル通信モードがこの1月いっぱいでサービス終了になるので、最近は光回線、インターネット経由やVPN、ひかり電話などを使用しています。ラジオ中継では大変革期ですが、光回線は大きなデータを流せるので中継現場からの音声品質はかなり向上しています。
ISDNといってもピンとこない方も多いとは思いますが、銀行ATMや警備会社の警備用の回線、POSレジ等様々な場所で裏方的に活躍していました。
ほぼどんな場所にでも設営ができたのでとても便利でしたが、光回線はISDNほど融通が聞かないので、番組中継ではちょっと不安な2024年の始まりです。

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