岸田総理ブラジル外遊の理由

岸田総理ブラジル外遊の理由

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ゴールデンウイークの時期、岸田総理はフランスに続き、ブラジルも外遊。57「くにまる食堂(文化放送)」関西学院大学教授の村尾信尚さんにその理由について伺った。 

邦丸「なんで岸田さんはこの時期にブラジルに行ったんですか?」 

村尾「ゴールデンウイークは国内政治は休戦に入るじゃないですか。それを利用して総理大臣、外務大臣はよく世界の色んなところを訪れる季節でもあるんですけど、なぜ今ブラジルなのか?私の見立ては大きく2つのポイントがあります。1つは、G7というのは主要先進国の集まり。日本、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、カナダの7か国。G20というのはこの主要先進国に加えて新興国だとか今、勢いのある国ですよね。ブラジルも入ってるし、南アフリカだとかロシア、中国も入ってる。そのG20の議長国が今年ブラジルなんです」 

邦丸「あっ、そうなんだ」 

村尾「昔はG7というのは世界経済のシェアの中でも相当な地位を占めていたんですが、今どんどんG7合計の勢力というのは低下傾向にある。一方、G20は勢いを増している。だからG20の議長国ブラジルというのは、ある意味、今年の国際情勢に影響を与える。そのブラジルに行って言いたいことは言っておくべきだなという配慮が一点。二点目は今、南米に対して勢力を広げているのは中国なんですね。この中国に対して日本としてもクサビを打って『日本もよろしくね』というアピールの場としてブラジルには行かなくてはいけないということだと思います。ところが、ブラジルのルラ大統領は経済的な見返りも要求『おいおいおい、その前に貿易でもう少しブラジルのものも買ってくれ』というようなことが表れていると思うのがロシアによるウクライナ侵攻。民主主義を守るために、みんなで一致結束して頑張ろうとしている中で、ブラジルをはじめとする途上国はですね、理念もいいけど、まずは我々の国のことを一番に考えたい。だからウクライナを始めとする欧米に経済的な見返りもしっかりしてねという要求がくる。要するに理念よりも自分の国の経済的利益。これを優先しがちだっていうのが最近の傾向なんです」 

邦丸「はい」 

村尾「その中でルラ大統領も『中国はどんどん色んなもの作ってくれるよ。お金もくれるよ。日本はどうなの?』っていう攻勢に来てるということなんですね」 

 

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くにまる食堂」は平日午前913時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。 

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