ストレスにもきのこが効く?!GABAが豊富に含まれるぶなしめじを要チェック!

ストレスにもきのこが効く?!GABAが豊富に含まれるぶなしめじを要チェック!

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ラジオ番組「くにまる食堂」(月曜~木曜9時~13時)内で火曜日の11時半ごろから放送されている「ホクトpresents きのこで菌活~カモン健康!」。きのこを食べて体の内側から「健康」になる方法について、「日頃の生活の中で気になる健康」をテーマに、毎週、パーソナリティの野村邦丸がその道の専門家に話を聴く。

今週は、『統合医療 SDM クリニック』院長の川嶋朗先生に「この時季のメンタルケア」というテーマで話を伺った。

メンタルを崩す人が多いこの時期。一般的に五月病と呼ばれるこの症状は、主にストレスが原因だという。進学・就職・転居。新しい環境に変わった際に無理をしてしまうことでストレスが溜まりやすいのが一因だそうだ。

そんな五月病の予防には、ストレスを溜めないことが1番なんです。好きなことをする。好きな物を食べる。こういったものがストレスの解消に繋がりますし、適度な運動、規則正しい生活。こういったものを心掛けることが大事です。また、悩みとかそういうものは、共有する、あるいは相談する仲間を持つことだと川嶋先生は話す。

では、食の部分からメンタルケアをする方法は何かあるのか…。

野村邦丸「たとえば好きなもの食べる。食べることもメンタルのケアにつながるんでしょうか?」

川嶋「好きなものを食べますよね。これは当然美味しいと感じてストレス解消になります。それから、腸は第2の脳。手なんかもそう言われてますけども、腸もやっぱり第2の脳と呼ばれるこの由縁がありまして、脳と相関関係にある腸の働きは気持ちとかメンタルにも大きな影響を及ぼすんです。食物繊維を摂ると、善玉菌の餌になって善玉菌を増やして便の傘を増やして、腸内の老廃物の排泄を促進して腸内環境を整えてくれます。腸は栄養の入り口でもありますから、セロトニンの原料であるトリプトファンというアミノ酸があるんですけど、こういうものの吸収も良くなります。それからきのこ類に含まれるβ-グルカンには、「免疫賦活作用」があるんです」

邦丸「「免疫賦活作用」?」

川嶋「はい。そうなんです。このβ-グルカンは腸にいるマクロファージという細胞を活性化してくれる作用があります。また、免疫細胞のおよそ7割が腸にあると言われていて、腸を整えることはメンタルケアになるだけじゃなく、免疫機能を高める効果も期待できます。だから食物繊維の豊富な菌や野菜はガンガンとってください」

邦丸「わかりました。先生ストレスを緩和してくれるGABA(ギャバ)これがメンタルケアに良いと聞きました」

川嶋「はい。GABAというのは、抗ストレス作用を持つことで、注目されている脳内にある伝達物質で、γ-アミノ酪酸(gamma-aminobutyric acid)これの頭文字を取って、GABAというんです。人がストレス状態に陥ると大脳を中心に興奮が高まっちゃうんですけど、このGABAは神経細胞の興奮をおさえてくれて、ストレス状態を緩和して、リラックスを促してくれる。で、このGABAを多く含んでいるのが実はきのこなんです。特にぶなしめじに多いと言われています。腸には、実は脳内のGABAの受容体と同じものが存在しています」

邦丸「じゃあパスタ好きな方いらっしゃいますけど、ぶなしめじのパスタなんてのはガンガン食べた方がいいってことですかね」

川嶋「まあそういうことになりますね」

邦丸「ストレスを感じた時はイライラをおさえて、リラックス効果をもたらすキノコ料理を食べるのもおすすめというわけでございます」

また、五月病は医学的には存在しないということも川嶋先生が話してくれた。そちらについて知りたい方は是非タイムフリーで

「くにまる食堂 ホクトpresents きのこで菌活~カモン健康!」は毎週火曜日朝11時半ごろ、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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