
【水谷加奈の劇場型恋愛体質】お飾り?
文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中のコラム「水谷加奈の劇場型恋愛体質」。水谷アナが、日々の生活で感じたことを心のままに綴ります。
―2月7日(金)配信分―
NHK放送文化研究所の調査によると、
【テレビに出ている人を年代別で見ると
男性は20,30歳代と年代が上がるにつれて出演者数が増え、ピークは40歳代。それに対し女性のピークは20歳代で、30~70歳代では女性は男性より出演者数が少ない】
という結果が出ました。バラエティ、ワイドショー、ニュース、スポーツ、音楽、ドラマなどに出ているタレントやアナウンサー、キャスター、解説者などを調査したそうです。
出演者の女性割合は4割とのことですが、女性の政治家や医師、学識者、各業界の幹部が少ないから女性出演者が男性より少ないという分析もあり、ここまではなるほどと思いました。
ところがこのデータに対して
「若くて見た目が整った女性しか画面に映す価値はないという業界の思い込み」
「女性をお飾りのように扱う業界の体質」
という意見があるのですが、どうなんでしょう?
フジテレビ問題から派生してこういう意見が出てくるわけですが、ちょっとこじつけ…というか飛躍しすぎでは?と感じます。
若い女性タレントや女性アナは単なる「お飾り」で「接待要員に使われてしまう」という偏った認識を助長するだけではないかと…。
第一、今テレビで仕事している若い女性たちに失礼では?
現場の女性たちは「スタジオできちんとコメントしたりうまく進行できるよう勉強しよう」とか「しっかり歌って踊れるよう練習しよう」と思って仕事しているはず。
ジェンダーバランスや男女平等は大切な問題ですが、それをルッキズムにつなげすぎるのは良くないと思うのです。
余談ですが女性グループが48人出演している場合はどのように数えるんだろうか?そりゃ必然的に20代が多くなるよな…。
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