【お天気気象転結】消防・救急救命に感謝!

【お天気気象転結】消防・救急救命に感謝!

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文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「佳子・純子のお天気気象転結」。気象予報士の伊藤佳子記者・鈴木純子アナウンサーが、毎日にちょっと役立つお天気情報をお届けしています! この記事では全文をご紹介。

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▼2月14日配信号 担当
伊藤佳子

日本海側では記録的な大雪で、福島県の土湯温泉町では同じ場所で2回なだれが発生。ホテルの宿泊客らが一時孤立状態となりました。
1回目のなだれの後、電話取材に答えてくれた「野地温泉ホテル」の従業員は「電気・ガス・水道は大丈夫だが、お客様は移動できず、従業員も出社できない。お客様には無料のコーヒーを提供したり、温泉に入っていただいたりしている」と忙しい中、丁寧に話してくれました。
また二日後ヘリで救出される中でも「今、ヘリコプター1便が5人乗せて出発した。あわせて8回、45人運んでもらう。従業員16人は残る」と取材に答えてくれました。大変な状況なのに、報道に対してもきちんと対応くださるということはありがたいです。

各地で除雪中の事故も頻発しています。
来週17日頃から寒気の影響で再び雪が増える恐れもあり、まだまだ注意が必要です。
一方東京などの首都圏では、今週後半から気温が上がり、スギ花粉の飛散が増えてきたようです。実は私は花粉症ではないのでよくわからないのですが、風邪予防も兼ねてマスクで対策をしています。

八潮の道路陥没現場は、これまで4回ほど取材させていただきました。


△1月30日時点の八潮市陥没した穴


△通行規制で近寄れない中集まるメディア


△2月3日時点 作業が進められる様子

当初は東京消防庁などの消防車両が続々と応援に来て、一時は20台以上の消防車両や大型の重機が待機して、レスキュー隊員らがマットなどを持って走る姿が見られました。


取材先だけでなく、先日は93才の父が倒れ、救急車に来ていただきました。お風呂から出られなくなったと、実家の母から電話があり「すぐ行くけど、救急車お願いして!」と伝えたら、母が「救急車って何番?」と…。高齢と動揺のせいか「119番」も忘れてしまったようで、私が連絡。
実家に着いたときには、既に消防・救急が父を救い出しベッドで手当てをしてくださっていました。39度まで熱があがり、風呂から出ようともがいたときにぶつけたのか、数カ所大きなアザができていましたが、意識はあり…。救急車内で引き受けてくれる病院をなんとか探してもらい、運んでいただきました。
その間、救急救命士の男性はやさしく父に話しかけ、既往歴などの他、話の中で同じ岩手県出身ということもわかり、様々な雑談に近い話を振ってくださるのです。
一方、私はというと、夜遅く晩御飯の支度の途中で来たため、おなかも空いて疲れていて、父に対してはあまり優しくなれず…。
もちろん仕事だからということもあるのでしょうが、どんな状況であれ、人として思いやりのある対応を取れる人は素敵だなと感じます。

気象予報士 防災士 都庁・気象庁担当記者  伊藤佳子 

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