
「選挙負けますね」石破内閣支持また最低更新「そこ言わなきゃダメ」なポイントは?
5月19日(月) 寺島尚正アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『おはよう寺ちゃん』(文化放送・月曜日~金曜日 午前5時00分~9時00分)が放送。月曜コメンテーターで経済評論家の上念司氏と、石破内閣の支持率について意見を交わした。
カウンタープラン出さないと負けます
寺島アナ「共同通信社が17、18日に行った全国電話世論調査で、物価高対策としての消費税の扱いについて「食料品のみ減税すべき」「すべて減税すべき」「廃止すべき」と答えた人は合わせて73.2%に上りました。一方、「減税するべきではない」との回答は24.8%でした。また、コメの価格高騰に対する政府の対応については「不十分だ」との声が87.1%に上りました。石破内閣の支持率は、前回4月の調査から5.2ポイント減り、27.4%。内閣発足以来最も低かった3月の27.6%をさらに下回りました。不支持率は55.1%でした。上念さん、こういう結果が出てきましたね」
上念「うーん、選挙負けますね」
寺島「負けますか」
上念「議論が今、消費税減税するかしないかに矮小化されていると。要は物価高対策として消費税を減税してくださいと言うことなんですけど、単純に考えると消費税を減税しても、あんまり物価高対策にならないかもしれませんよ。減税以上に物価が上がるか、減税したのと同じぐらい上がってしまって、プラマイゼロになる可能性も充分にあると。その辺の詳しい経緯は今説明してる時間がないですけど、単純に言うと、政府が緩和的な姿勢を取れば、その分物価上がるんです。これは経済理論です。特にインフレの時は政府の姿勢がすごく大事なんで、だからこれをやってもあんまり物価高は解消しないかもしれない。むしろ供給サイドをもうちょっと強化したほうが物価を抑えられる可能性が高いのかなと。これってもともと現役世代の負担軽減という文脈で出てきた話なんで、もう1回そこに戻る必要があるんじゃないですか。石破政権は、消費税は減税しないというだけで、じゃ代わりに何やるのってこと言わないでしょう。そこ言わなきゃダメでしょう。石破さん、何やってんの?って感じです。現役世代の負担は、じゃあこのままでいいのかってなります。今だって消費税ってことに矮小化されているから。いや、これよりももっと効果的な方法があるんですと、カウンタープラン出さないと、これ負けますよね、この議論ね。どう考えても。ディベート的に見ても、この議論は負けると思います。非常に悪い座組で戦ってますよね。今、石破さんはね」
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