
備蓄米放出 武田砂鉄「政府の設計した物語にどこまで乗っかって良いのか」
5月27日(火)の大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)では、「備蓄米放出、5キロ平均891円 店頭2000円水準 政府、毎日随契」という毎日新聞の記事を紹介した。
番組で紹介した毎日新聞の記事によれば、農林水産省は26日、政府備蓄米の売り渡し方式を一般競争入札から随意契約に変更した。売り渡し数量は30万トンで、その後も必要があれば残る約30万トンの備蓄米から無制限で出す。売り渡し先は年1万トン以上を取り扱う大手小売業者に限定し、毎日先着順で契約して事業者名も公表する。6月初旬にも店頭で5キロ2000円程度で並ぶことを目指す。以上が番組で紹介した記事の内容である。
この記事を受けてお笑い芸人の大竹まことは、以前政府は入札された米が市場に出回るまでには精米等いろいろな工程があるからある程度の時間がかかると説明していたが、今回の記事では業者が仕入れてすぐ、つまり6月初旬にも販売できるというのは随分スピード感がある、とこれまでの政府の説明に疑問を呈する場面があった。
フリーライタの武田砂鉄氏は、米の価格高騰について先週の段階では江藤氏が辞めるか辞めないかという段階であったが、結局あの人が辞めたのはこれまでの業務遂行能力を問われたのではなく、失言が原因であった。そして石破総理が米の価格に言及を始めたのも小泉氏を農林水産大臣に据えたタイミングであった。つまり、これまでの政策を検証することなく大臣を替えることによって見え方を変えさせのであり、これから選挙が控えているので、政府のこのような物語設計にどこまで乗っかって良いのか考えものであると発言した。
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