
「昭恵さんからプーチンに会いたいことはないと思う」突然の面会 ロシア側の狙いとは?
5月30日(金) 寺島尚正アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『おはよう寺ちゃん』(文化放送・月曜日~金曜日 午前5時00分~9時00分)が放送。元日銀審議委員でPwCコンサルティング、チーフエコノミストの片岡剛士氏と、安倍昭恵さんとプーチン大統領の面会について意見を交わした。
関係性を維持したいのが本音か
寺島アナ「ロシア大統領府は29日、プーチン大統領が安倍元総理の妻昭恵さんとモスクワのクレムリンで面会したと発表しました。プーチン大統領は「ロシアと日本との関係の発展に大きな貢献をした」と安倍元総理を称え、昭恵さんに謝意を示しました。安倍元総理は在任中にプーチン大統領と27回会談しています。プーチン大統領は安倍元総理の故郷、山口県を訪問したことなどを振り返り「彼やその活動、仕事についての記憶はロシアで大切に残っている」としのびました。面会の映像はロシア国営テレビで放送されたと言います。プーチン大統領の話を聞きながら昭恵さんが涙を流す様子も繰り返し映し出されたといいます。安倍昭恵さんは面会の目的について、日露関係の構築に向けた安倍元総理との対話に「お礼を申し上げたい」と話しています。ロシアのウクライナ侵略後も、安倍元総理がプーチン大統領と会談する事を望んでいたと説明しました。「政治的なことを申し上げるつもりはない」と断った上で、「ロシアは大切な隣国であり、文化的な交流は続けていただきたいと願っている」と述べています。これ、びっくりしましたね」
片岡「このタイミングで、という所が気になる部分だと思うんですよね。ロシア側としては現状ウクライナ侵攻をしてるわけです。その中で先進国、特に日本とかアメリカとか欧州からの経済関係が途絶した状態にあるわけですよね。先進国側からしてもロシア市場は魅力的な部分はあるわけですが、戦争をしている状況ですと、こうした協力ができないと。ただ、ずっと没交渉なわけではいかないという話も別途あるので、プーチンとしては安倍さんを通じて、亡くなられていますので奥様を通じて、少し関係性を維持したいというのが本音なのかもしれないですね」
寺島「妙な言い方ですけれども、これ、どちらが仕掛けたんでしょうか。ロシア側が、こういうのはどうでしょうって言ったのか、それとも日本側が言ったのか。まだ分かってはいませんけれど」
片岡「多分、昭恵さんの方からプーチン大統領に会いたいってことはないと思うんですよね。という意味ではロシアの方からだと思いますね」
「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~9時、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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