
【受賞】『ドンとモーグリとライオンと ~やなせたかし 名作前夜』 放送文化基金賞ラジオ部門 奨励賞を受賞
6月6日(金)、「第51回放送文化基金賞」が発表され、「文化放送開局記念昭和100年スペシャル『ドンとモーグリとライオンと ~やなせたかし 名作前夜』」が、ラジオ部門 奨励賞を受賞しました。
この番組は、2025年3月31日(金)午前11時00分~12時00分に文化放送で放送されたものです。
「アンパンマン」シリーズの作者で知られるやなせたかし氏(漫画家・絵本作家・詩人)は、文化放送との縁が深く、1960年代、数多くのラジオドラマ作品を書き下ろし、晩年には同局の番組審議会委員長も務めました。
昨年、文化放送が保管資料を整理していた中、やなせ氏が書き下ろしたラジオドラマ台本などを数点発見され、その作品の中には、やなせ氏の後の代表作に繋がるモチーフが数多く散りばめられていました。
当番組では、生前のやなせ氏を知る関係者のインタビューを交えながら、それらの貴重な資料を紹介。番組ナビゲーターは、かねてより「アンパンマンみたいになりたい」と語っていたお笑い芸人のやす子が務め、名作が生まれる「前夜」の息遣いを60分の特別番組として放送しました。
(「めい犬ドン」新春特別番組『ドンとドンとドンとお正月』台本)
このたびの受賞についての選評は以下のとおり。
<選評>
自局の膨大なアーカイブスから、貴重な音源や台本を探し出して構成した番組。詩人や作家として多才な活躍をしたやなせ氏の魅力を伝えるとともに、日々のラジオドラマの中で後のやなせ作品の源流が育まれたことが発見された。ラジオ番組制作者に勇気をもたらしてくれる番組である。
また、現在、高知県香美市のやなせたかし記念館で開催されている企画展「やなせたかし ぼくと詩と絵と人生と」では、今回同局で発見された、やなせたかし氏書き下ろしの台本を展示中です。
https://anpanman-museum.net/exhibition/
-
Information
-
-
番組概要
■番組名:「文化放送開局記念 昭和100年スペシャル『ドンとモーグリとライオンと ~やなせたかし 名作前夜』」
■放送日時:2025年3月31日(月) 午前11時00分~12時00分 ※収録番組
■ナビゲーター: やす子(お笑い芸人)
■朗読: 小野大輔
■インタビュー出演:
久里千春(俳優)、加藤タキ(コーディネーター)、
平松利津子(編集者)、仙波美由記(やなせたかし記念アンパンマンミュージアム振興財団)
■企画・ディレクター:豊澤佑衣 プロデューサー:奈良重宗
アドバイザー:鈴木敏夫 構成:山田睦美 編集:池渕浩史 整音:上原裕司
-