【お天気気象転結】梅雨入りと骨なし灯籠

【お天気気象転結】梅雨入りと骨なし灯籠

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文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「佳子・純子のお天気気象転結」。気象予報士の伊藤佳子記者・鈴木純子アナウンサーが、毎日にちょっと役立つお天気情報をお届けしています! この記事では全文をご紹介。

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▼6月13日配信号 担当
鈴木純子

6月10日に梅雨入りした関東甲信地方。本格的な雨のシーズンがやってきました。
梅雨前線が停滞して、前線上の低気圧が発達すると激しい雨の降る恐れがあります。それから梅雨の時期に注意していただきたいのは、梅雨前線+台風です。台風が梅雨前線を刺激して大雨になる可能性があるのです。
6月11日台風1号が発生しました。統計史上5番目に遅い台風1号の発生です。台風は大陸方面へ向かって熱帯低気圧に変わる予想ですが、台風由来の湿った空気が本州付近の梅雨前線を刺激して、15日~16日ごろは大雨となるおそれがあります。(11日現在の予報なので最新情報を確認してください)
梅雨の晴れ間を利用して、雨どいやベランダの掃除をして水はけをよくしておきましょう。


▲木庭撫子監督と

さて先週は、「長野智子アップデート」で心震える映画を紹介することができました。6日の16時30分過ぎから「明日をアップデート」で紹介した「骨なし灯籠」は、熊本、神戸、名古屋で1万人を動員、先月から恵比寿の東京都写真美術館で上映が始まっています。(22日まで)
映画は、妻を亡くして骨壺を抱え死に場所を探しさすらう男が熊本山鹿(やまが)で再生への一歩を踏み出す物語。グリーフケアを考える映画でもあります。


▲山鹿灯籠は金具や木を使わず和紙と糊のみで仕上げる

私がこの映画を知ることになったきっかけは妹のLINEです。
「富良野塾の先輩が作った映画を観てきた。いい映画だったから良かったら是非」
妹は高校卒業と同時に役者として倉本聰さん主宰の「富良野塾」へ。
2年間の自給自足生活で年子の妹は姉のような存在に変わりました。大学生の夏休みに富良野塾を訪ねた時には、農家の人参工場で段ボール持ち上げている妹をみて、これは、かなわない。と思ったことを覚えています。
それからウン十年。皆さんがそうであるように妹も山あり谷ありの人生を歩んできて、このタイミングで富良野塾の先輩の仕事に触れたことは、妹にも良い刺激になったのではないかと思います。
で、私は、その作品を観て、たまらなくなり、番組に出てもらえないかしらと思いを巡らし提案したところ、監督はじめ俳優の皆様の舞台挨拶の前日6日に番組出演が叶ったのです。
監督、脚本、編集を手掛けた木庭撫子(こば なでしこ)さんと、長野智子さんのコラボレーション。ぎりぎり今日までradikoタイムフリーで聴けると思うので是非チェックしてみてください。
長野さんは映画を見た直後に、「観ましたー!泣けたー!」とLINEをくださり、番組では監督に、「泣きました、でも前向きな号泣でした」という名言を発してくれました。
撫子監督も「長野さんは引き出し方が違って、いつもと違った話が沢山できた」と満足されていました。
さすが我らが長野智子!ますます長野さんが好きになりました。
これからも「長野智子アップデート」では、スタッフ珠玉の情報をお届けしていきます。

気象予報士 鈴木純子

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