「持って帰るのもお金が…」外国人旅行者のスーツケース放置をカンニング竹山が語る

カンニング竹山「僕は、月に何度かお仕事で大阪に行くことが多いんですけども、大阪といえば、今、大阪・関西万博があったりしてインバウンドの方々がすごく多いんですね。いろんな国の方がいっぱい来ていらっしゃいますけど、圧倒的に多いなと思うのは中国系の方々ですね。

そこで今、ある問題が起こってまして、毎日新聞に『インバウンド「負の遺産」?　スーツケース放置　万博の大阪で問題化』という記事が出ているんですよね。これ何かっていうと「大阪・関西万博が開幕した4月、大阪府内を訪れたインバウンド（訪日外国人客）は154万7000人で過去最多となった」と。コロナ禍からの回復を見せているということなんですけれども、国別では中国が最も多く41万人。続く韓国は22万人の方が来ていると。東京都への訪問者数を上回ったそうです」

邦丸アナ「あぁ、そうなんだ」

竹山「その一方で、関西で深刻化しているのがスーツケースの放置の問題です。ある宿泊業関係者は、外国人観光客がスーツケースを街角で捨てたり宿泊施設で置き去りにしたりするケースが相次いでいると明かしたそうです。それが事業者の負担になっているという問題が出てきたんですね。そして、関空から帰られる方が多いので、関空でもスーツケースの放置や廃棄は19年度に716件あったそうです」

邦丸「ちょっと待って竹山さん、自分の国からスーツケース持ってくるわけでしょ。で、置き去りにするわけ？なんで？」

竹山「19年度が716件、だからコロナ禍前ですよね。で、2024年は関空での置き去りは816件と再び増加しているということなんです。そこで、邦丸さんのおっしゃる「なんでだ？」っていう問題なんですけど、いろいろ調べてみると、一番大きなサイズのスーツケースを一人で、2つ3つ4つ持ってる観光客の人、めちゃくちゃ多いんですよ。新幹線でも「そんなにスーツケースいる？」っていう人が結構いて、でもその人の格好見てるとTシャツと短パンだったりするんですよ」

邦丸「そうそうそう」

竹山「何が入ってるの？何を持ってきたの？という疑問があるんですよ。そこははっきり分かってないけど、分析するところによると、ちょっと前に出てきた「爆買い」で買い物をいっぱいして、それを詰め込んで帰るために持ってきてるんではなかろうかという見立てをしてるところもあるんですね。もしくは、これもあれも日本に行ったら必要だと、いっぱい持ってきてるんじゃなかろうかという見立てもあるんだけど、それが最終的にいらなくなって、スーツケースを持って帰るのもお金かかるじゃないですか。それでぎゅうぎゅうに詰めて。空港でもスーツケースを広げて荷物の入れ替えをしてる人が結構いるらしいんですよ。で、どんどんコンパクトにしていって、4つ持ってきたものを3つに詰め込んで、1個はいらないからお金もかかるし捨てて帰る。放置して帰る、という人が増えていると。ちなみに関空では18年から再利用可能なスーツケースを無償で引き取る「リユースサービス」というのを始めてます。24年は524件の利用があったっていうんですよ。けど、これもね、無償で引き取って処理するのは関空側なんですよ。売るのか、再利用するのか、ゴミにするのか分かりませんけども、そういう問題がすごく起きていて。

インバウンドの方が来るというのは日本にとっても必要なことだと思うんですね。観光事業で儲かってるところもいっぱいあるから、それはそれで守っていかなきゃいけないと思うんですけど、あまりにも日本という国は、今まで外国からお客様が来ることに対して、まだ慣れてないというか、ウェルカムです、ようこそおいでくださいました、ってやってきたんだけど、国も違えばルールも違うし、風紀の違いとかもやっぱあるんですよね。それを日本のやり方でやると「あ、もう置いていこう」とか「いいよ、日本人優しいからそのままでいいよ」とか「きれいだから大丈夫だよ、1個置いていっても」とかいうことになってくると思うんですよ。

だから、そろそろインバウンドに対しての日本のやりかたみたいことを、もうちょっとやらなきゃいけないし、今言われている出国税を取るとか、その辺のお金を取っていかないと、僕はいけないのかなと思うんですよ。そうしないと負担だけ増えちゃって、儲けもあるけども好き勝手にやられて帰られる。

富士山の問題とかね。あそこもいろんなところで交通整備したり、そのお金を自治体が出したり、ガードマンのお金を出したりしなきゃいけないわけじゃないですか。そういうのがあまりにも優しすぎるような気がして、それは別に「ひどい」やり方じゃないと思うんですよね。諸外国に我々が行くと、お金取られるところは、めちゃくちゃ取られるわけで。だから、インバウンドのお客様を受け入れるならば、もうちょっと考えていかないといけないのかなと思うんですよね」

この後はさらにトークが白熱！スーツケースの個数・重量制限、民泊や不動産に関する問題にも言及します！続きはradikoのタイムフリー機能でお楽しみください。

「くにまる食堂」は平日朝9～13時、文化放送（FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko）で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。