
【西武】豊田清投手チーフコーチインタビュー 「春先から監督には沖縄では與座を先発させて……」
7月1日放送のライオンズナイターでは、沖縄セルラースタジアム那覇で行われた西武―オリックス12回戦の試合前に、埼玉西武ライオンズの豊田清投手チーフコーチにインタビューした模様を放送した。沖縄開催での與座海人投手への期待を訊いた。
――この試合が今シーズン72試合目ということでシーズンも折り返しになります。ここまでライオンズのチーム防御率は全体で2. 40、先発が2. 24、リリーフが2. 83ですが、ここまでの投手陣全体をご覧になっていかがですか?
豊田「今年は若い投手をリリーフに3人ほど入れましたし、ローテーションにも菅井(信也)を入れて、若い布陣で臨もうというところで不安だらけのスタートだったのですが、その選手たちがしっかりと思った以上の投球をしてくれて、ここまではいい形で来ているのではないかなと思います」
――先発陣は盤石な体制で、リリーフ陣もどの場面でどの選手を使ってもいいという感じかと思うのですが、起用法についてはいかがですか?
豊田「試行錯誤しながら、どこで誰を投げさそうかというところを西口(文也)監督と相談しながら、特に先発に関してはこれまでにないような間隔を空けてみたりができる布陣になってきたところです」
――この試合の先発は與座海人投手です。前回のジャイアンツ戦(6月21日、2回戦)も素晴らしいピッチングでした。今シーズンの與座投手のピッチングについてどう映っていますか?
豊田「キャンプをすごくいい形で過ごしてくれて、よしここからローテーションに入れるぞというところで、開幕に体調を崩してしまって出遅れました。それ以降はキャンプからのいい状態を継続してくれているかなと思います。今年は昨年のピッチング以上に球の強さやコントロールが出てきているのかなと見ています」
――與座投手は2年ぶりの故郷での登板となります。セルラースタジアムでは、一昨年までの2年間素晴らしいピッチングが続いているのですが、この試合はどういうところに期待しますか?
豊田「地元では必ずいいピッチングをしてくれるというところで、今年も春先から監督には沖縄では與座を先発させてくださいと、まだ体調不良から戻ってない状況でしたが、そこは確実に投げさせてほしいなというところでした。とにかく地元の力を借りてね、與座の力ももちろんありますし、試合をまず作ってくれること、そして沖縄県の投手として初の勝ち星を奪い取ってほしいなと思っています」
――沖縄といいますと、平良(海馬)投手もいますし、この辺りも登板したらより盛り上がると思います。
豊田「最後は平良海馬で締めたいと思っています」
――(6月27日からの)リーグ戦再開後は、この試合のバファローズ戦も含めて、パ・リーグ上位3チームとの対戦、そして翌週は7連戦というのもあります。このあたりは先発陣も含めてフル稼働というところになってくるのでしょうか?
豊田「おかげさまで先発が間隔を空けられる布陣だというところで、7枚目をしっかり用意できています。リリーフ陣は少しタイトになると思いますが、しっかりやってくれるでしょう」
――早くも酷暑の中での試合ということになっていまして、先日の今井(達也)投手の一件(熱中症)もありましたし、体調管理を含めたピッチャー陣のマネジメントがこれから夏に向け、工夫のしどころだと思うのですが、そのあたりはいかがですか?
豊田「工夫のしどころです」
――練習の時間とか、いろいろ考えていこうということですか?
豊田「ベルーナドームが熱いというのは今年始まったわけではなくて、僕がライオンズに入ってからずっとそのような形でいろいろなことをトレーナーさんやトレーニングコーチが考えてくださっていて、大変だというところは年々増えてきていますが、いろいろなことをみんなで意見を出し合いながらやって、少しでもいい形でマウンドに送れるように頑張っていきます」
――ちなみに今井投手はもう大丈夫という感じですか?
豊田「はい。一応もローテーションも決めていますし、しっかり調整してくれると思います」
――今日も素晴らしい投手陣のピッチングを楽しみにしております。
豊田「はい。頑張ります」
※インタビュアー:文化放送・高橋将市アナウンサー
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