村尾信尚「トランプ大統領の関税の書簡は全部コピペ」

村尾信尚「トランプ大統領の関税の書簡は全部コピペ」

Share

トランプ大統領が日本に25%の関税を課すことを通告する書簡を公表した。78「くにまる食堂(文化放送)」関西学院大学教授の村尾信尚がこの書簡について語った。 

村尾「日本に送られてきた書簡とラオスに送られてきた書簡の文言が違っているかどうか見比べたんですよ。そうしたら全く同じなんですよ。日本だと総理大臣(プライム・ミニスター)から始まるんですね。ラオスは大統領向けなのでディアー ミスター プレジデント。こういうところだけは変わっているんですが、It is a Great Honor for me…(あなたに手紙を差し上げるのは大変光栄です)から始まって、その後、ずっと日本向けもラオス向けも変わらないんです。ジャパンとラオスのところを入れ替えてあるだけなんです。あとラオスは関税が40%なのでタリフ オブ40%と書いてある。日本はタリフ オブ25%。国名と関税率以外は全部同じなんですよ」 

邦丸「コピペってやつですね」 

村尾「素朴な懸念は10数か国に出しているわけでしょう、関税率はちゃんと合ってるのかなとか、プレジデントとプライム・ミニスターは間違ってないのかなって思ってしまいます。仮に私がアメリカのトップだったら少なくとも日本向けには『赤沢大臣が何回も来て、うちのベッセント(財務長官)と色々やったけど、なかなか今のままでは私は満足していない。ご足労いただいたけれど…』みたいなことを書きますよ。ラオスの書簡にも今までの交渉経過が少しくらい入っているのかなと思うじゃないですか。これ見ると数字と国名しか違わないものを一斉にバラまいているわけですよね。これを見て私は今後の交渉はいかようにもなるなという感想を持ちました。やり方が雑ということは、彼らは固い決意で書簡を出したのではなく、方針も決めないまま流れ作業のようにやっている。これから二転三転あるのではということが文面を見てわかりました。ちなみに最後にトランプさんが署名しているんで、ひょっとしてこれもプリントかなと思ったんですけど、日本とラオスで微妙に違っているので署名は手書きかもしれません」 

邦丸「さすがにそれはちゃんとやったんだ。でも同じペンで書いてるのは間違いないですね」

 

番組では村尾信尚がこの他にもトランプ大統領の書簡についても語っています。もっと知りたいという方はradikoのタイムフリー機能でお楽しみ下さい。 

「くにまる食堂」は平日朝9~13時、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

で開く

※タイムフリーは1週間限定コンテンツです。
※他エリアの放送を聴くにはプレミアム会員になる必要があります。

Share

関連記事

この記事の番組情報


くにまる食堂

くにまる食堂

月~木 9:00~13:00

その他の主な出演者
CLOSE
その他の主な出演者

リスナーが今気になる政治・経済・エンタメ情報をお届けし、リスナーの意見を紹介する機会を充実させ、”知りたい””言いたい”気持ちに応える場所になります。 毎日通…

NOW ON AIR
ページTOPへ