陛下に対して大変失礼!大谷昭宏氏が宮内庁長官発言に対する政府の対応に怒り 6月28日「くにまるジャパン極」

陛下に対して大変失礼!大谷昭宏氏が宮内庁長官発言に対する政府の対応に怒り 6月28日「くにまるジャパン極」

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「これは長官に対して、何よりも陛下に対して大変失礼だと思うんですね」。6月21日放送の「くにまるジャパン極」(文化放送)でジャーナリストの大谷昭宏​氏は、宮内庁長官の発言に対する政府の対応に苦言を呈した。

東京オリンピック、パラリンピックの受け止めについて、宮内庁の西村泰彦長官は6月24日の定例記者会見で、天皇陛下が新型コロナウイルス感染状況を大変心配されているとした上で、「国民に不安の声がある中で、開催が感染拡大につながらないか懸念されていると拝察している」と述べた。この発言に対し、菅首相は西村長官の見解だとする認識を示した。

 

このニュースに対し大谷氏は

「これは長官に対して、何よりも陛下に対して大変失礼だと思うんですね。西村長官が天皇の気持ちと関わりなく自分の気持ちを述べたとすれば西村さん個人の記者会見だったのか?ということになるわけですよ。」とコメント。

 

この西村長官の記者会見を見て、大谷氏は並々ならぬ決意を感じたという。

大谷氏「記者会見の中で、記者が”今言ったこと丸々報道します。長官それでよろしいですか”と聞くと、”そうしてください”とおっしゃっている。ということは並々ならない決意でお話になっている。どうしても陛下の気持ちとしてですね、私が拝察という言葉を使うけども陛下の気持ちを伝えたいんだ。という思いがひしひしと伝わって来てるんですね。」

 

この西村長官の発言に対する政府の反応を大谷氏はこう話す。

 

大谷氏「私は象徴天皇に対して、失礼な対応ではないのか?自分たちの思惑と違うことを陛下がお考えなんじゃないか。だからあれは、陛下じゃなくて長官なんだと」

 

そして、野党の反応については…

 

大谷氏「野党も相も変わらずですね。陛下の政治的な発言は憲法で禁じられているんだ。だからこういう発言は政治的発言に抵触するんじゃないかと。なぜここで、陛下が東京五輪・パラリンピック開催について感染症ウイルスの関わりでですね、ご心配になっているんだということを国民とともに素直に受け止めようというたたずまいをしないのだろう。」

 

また大谷氏は、これまでの天皇陛下のおことばについても触れた。

大谷​氏「新年のビデオメッセージでは、(コロナの)現状を憂えているわけです。国民が直面していることに憂えて、ご心労なさっている。」

 

最後に、大谷氏は改めて政府の対応にこのように苦言を呈した。

 

大谷氏「象徴天皇であって、それを宮内庁長官が勝手に言ったことなんだと全く取り合わないことをしてる。あるいは政治的発言だと言って天皇の発言にクレームを付ける野党、私はいかがなものかと思います。」

「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。大谷昭宏氏は月曜日にコメンテーターとして登場。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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