
夏目漱石は犬好きだった
文豪は犬好きなのか、猫好きなのか?7月29日の「大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)」では、「文豪と犬と猫」という本の著者で文芸評論家の宮崎智之と著述家の山本莉会が文豪の飼っていた犬、猫の話をした。
大竹「一般的に言われているのは犬好きの人は社会性があって、猫好きの人は社会性がない」
宮崎「実は作家は家にいることが多いので猫を飼っている人が多いんです。犬は少し手間がかかるっていうところもあるので…」
大竹「散歩に行かなきゃいけないしね」
小島慶子「作家の方や漫画家の方は時々キーボードに猫が乗って書かせてくれないみたいな写真はSNSにありがちですよね」
大竹「谷崎潤一郎が猫好きだって聞いて、この人やっぱり社会性がないんだと思った」
小島「“やっぱり感”はありますよね」
大竹「谷崎が犬派だったら、どうしようかと思った」
小島「この本には12人の作家が登場するんですけど、冒頭は夏目漱石。『吾輩は猫である』の作者だから猫好きかと思っていたら意外にも犬好きだった」
大竹「猫に名前つけないくらいだからね」
小島「漱石は飼っていた猫が3代いるんだけど、名前をつけなかったのは『吾輩は猫である』を書いちゃったからですか?自分の飼い猫にも名前はつけないほうがいいかなと思ったんですかね?」
宮崎「僕はその説をとっています。でも漱石は猫もそんなには嫌いではなく実際に3匹飼っていたんですけど、夏目漱石といえば『吾輩は猫である』ですよね。初代の猫が有名になり過ぎちゃって、名前をつけなかったのではないかと思っています。ちなみに漱石が本当に可愛がっていた愛犬は初代の猫の横に埋葬したらしいので、割と猫も大切にしていたんじゃないかなと思います」
この他にも番組では宮崎智之と山本莉会が文豪の飼っていた犬と猫について話をしています。気になる方はradikoのタイムフリー機能でお聴き下さい。
「大竹まことゴールデンラジオ」は平日午後1時~3時30分、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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