【アナコラム】太田英明「壇蜜さんのこと。」

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文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「アナウンサーコラム」。週替わりで文化放送アナウンサーがコラムを担当しています。この記事では全文をご紹介!

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▼8月1日配信号 担当
太田英明アナウンサー

はい、どうも、いつも大変お世話になっております。文化放送の太田英明です。今回は、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」金曜日でご一緒している、壇蜜さんのことを書こうかと思います。

壇蜜さんと私が初めて出会ったのは、今から10年以上も前のこと。当時壇蜜さんは、正に飛ぶ鳥落とす勢いで、芸能界を席巻していました。
そんな壇蜜さんが、ラジオをやりたがっている、という情報が文化放送にもたらされます。色めき立つ文化放送。早速特番の場を用意します。
お相手するのは、私。文化放送は、幾つかの企画を練り上げて、台本を準備し、特番の収録日を待ちます。

いよいよ収録日、特番の台本を壇蜜さんに提示します。
ところが壇蜜さんは、「これは、私がやりたいと思っているラジオ番組ではない。」と仰って、台本通りにやることを拒んだのです。
壇蜜さんと文化放送サイドは、話し合いを持ちましたが、議論は平行線、時間ばかりが徒に過ぎていきます。当時の壇蜜さんは、分刻みのスケジュールで、このスケジュールを逃すと、いつ特番用のスケジュールをもらえるのか、分からない状況でした。このままでは、文化放送の番組に穴が開きかねません。

そこで、取り合えず、オープニングだけでも、試しに収録してみよう、ということになりました。
ブースに入る壇蜜さん、壇蜜さんの正面に座る私、ガラス越しにディレクターからキューが来ます。果たして壇蜜さんの第一声は、「私、目隠しされてここまで連れてこられたんですけど、ここはいったいどこですか。」というものでした。
打ち合わせでも全く出てこなかった一言でしたので、私はすっかりどぎまぎしてしまい、「こ、こ、ここは文化放送というラジオ局で、壇蜜さんには、これからラジオで喋って頂きます。」と返すのが精一杯でした。

壇蜜さんのオープニングの第一声のインパクトが余りに強かったので、その後のことはあまり良く覚えていません。
ですが、何とか収録も済み、その特番は無事放送されたのです。以降、幾つかの特番を経て、壇蜜さんはレギュラー番組、「壇蜜の耳蜜」を文化放送でスタートさせます。お相手は、いずれも私。更には、壇蜜さんは、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」の水曜日のパートナーを務めることになります。

壇蜜さんは、メンタル面の調子を崩し、暫くの間、番組を休んだこともありましたが、今では元気を取り戻し、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」の金曜日のパートナーとして、
出演して下さっています。
 
私も、メンタル面の不調を来たし、文化放送を長期で休職していたこともありますので、
今こうして、壇蜜さんと「ゴールデンラジオ」の金曜日でご一緒していることに、何かしらのご縁があるのだなと思います。
このご縁を支えて下さっているのは、やはりリスナーの皆さんのお蔭であることを、強く実感します。いつもありがとうございます。心より感謝申し上げます。

大竹まことさん、壇蜜さん、そして私のトライアングルでお送りしている、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」の金曜日、これからも皆様のご支援を賜りたく存じます。何卒宜しくお願い申し上げます。

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