
「まだ登校拒否とか言われていた時代です」大竹まことが金原ひとみの不登校時代を聞く
お笑い芸人の大竹まことが同世代や全世代の男女に向けてお送りしているラジオ番組『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送・毎週月〜金曜13:00~15:30)。 8月1日の放送は、U-NEXTから発売中の『マザーアウトロウ』作者である金原ひとみ氏をゲストに迎え、金曜パートナーの壇蜜とともに話を伺った。
目次
大竹「資料によると10年ぶりぐらいになるそうですね」
金原「お久しぶりです」
大竹「20歳で芥川賞」
壇蜜「すごかったですね当時は」
大竹「蛇にピアス」
壇蜜「女性お2人が受賞されて」
大竹「今日もまた……、ファンキーな格好ですねえ」
金原「(笑)暑いので」
大竹「短いジーパン」
壇蜜「ショーパン、ホットパンツで真っ白なおTシャツをまとい、そしてカラフルなお爪」
大竹「なんか、はみ出してますね、世間から」
壇蜜「まさにこの本のタイトルのアウトロー」
大竹「世間からはみ出して、自分はものを書いていないと生きていけない、いつぐらいからそんな風にお考えですか」
金原「私、書き始めたのが小学校5年生とか6年生ぐらいの頃で、その時は割と衝動で書いたっていうか、なんか書かずにはいられないから書いていたっていう感じなんですけど。それがライフワークのようになってきて、もう生活の一部、人生の一部になっていったなあっていう感じです」
大竹「小学校とか行かなくなっちゃったんでしょ?」
金原「私、小学校とか、幼稚園生ぐらいの頃から不登校気味だったんですけど」
大竹「あの当時、不登校なんて言葉なかったんじゃ?」
金原「まだね、登校拒否とか言われていた時代ですね」
壇蜜「そういう時、行きたくないっておっしゃるの? 親御さんに」
金原「いや、お腹痛いとか(笑)言って、できるだけ行かないように」
大竹「出たくないと思ったわけだよね。そっちの世界は行きたくない、と」
壇蜜「みんなでお遊戯したくない」
大竹「整列したくないし、楽器も一緒にやりたくない。先生に指されようものなら、なんでこんなとこで国語の本読まなきゃいけないんだ、と。そうですか?」
金原「はい、それでした。(笑)じゃあ、国語の教科書開いてくださいって言われたら開かなきゃいけないっていう環境がもう嫌でしたね」
壇蜜「もう嫌なんだ」
金原「もうすべてが自分でコントロールできない環境っていうのがどうしても辛くて、逃げ続けた」
大竹「確か、この本の主人公も、子供の頃はそんな、なんか座ってられないようなこと、書いてありませんでした?」
金原「そうです。『張子』ですね。義母のほうがかなりやばい小学生だったっていう話が出てきます」
大竹「この本は、あれですか?今お話し伺ってると、自分と世界をどうつなげっていくんだろう、みたいな事もお考えになってます?」
金原「自分の世界と外の世界。そうですね、ここ数年というか、初期の頃は結構尖った小説を書いてきたんですけど、少しずつこの世と同居していくこととか、他者と同居していく、共存していくということを考えて小説を書くようになったので、そことの関係性を図っていくような小説が増えていると思います」
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