
【お天気気象転結】お盆休み、いかがお過ごしですか?
文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「佳子・純子のお天気気象転結」。気象予報士の伊藤佳子記者・鈴木純子アナウンサーが、毎日にちょっと役立つお天気情報をお届けしています! この記事では全文をご紹介。
▼8月15日配信号 担当
伊藤佳子
お盆直前に記録的な大雨となりましたね。
熊本県や福岡県で8月6日~12日にかけての総雨量は600ミリを超え、鹿児島県や石川県珠洲市でも500ミリを超える大雨となり、平年8月1カ月分の3倍以上降った所もありました。
この大雨で東北から九州にかけて、9県の38河川で氾濫が確認され、鹿児島・熊本では人的被害が発生、多数の土砂災害、浸水被害、断水も起きています。
被害に遭われた皆さまには心よりお見舞い申し上げます。
九州はお盆中、猛暑となっています。腰の高さまで浸水したという熊本県玉名市の美容室の店長さんは、エアコンが壊れた中での片付け作業は暑くて大変だと電話で話してくださいました。
土砂に埋まった住宅や、浸水した家の片付けをされている住民の映像を見ると、かつて取材させていただいた能登や九州北部などの被災地の人々を思い出します。
△石川県珠洲市 2024年12月取材
△九州北部豪雨 福岡県朝倉市 2017年7月取材
土砂崩れや壊れた護岸の復旧もまだ途中なのに、そこにまた大雨が降る。経験したことのない大雨が毎年どこかで降る。今年の猛暑も渇水も大雨も、原因の一つは気候変動・地球温暖化です。
これから先どう行動すればよいのか、一人ひとりの力は小さいですが、できるところから無理せずやっていきたいですね。
さて、この夏は夫の家の墓参りに、久しぶりに家族4人で長野県に行きました。お墓はりんご畑のすぐ隣にあります。
今年は雹にやられて傷がついてしまったりんごもあって、少雨で小ぶりだとか……。
△雹で傷ついたりんご
天候に大きく左右される農業は、本当に大変な仕事ですよね。
雹害にあったりんごは、売り物にはならないかもですが、お味はとてもおいしかったです!
気象予報士 防災士 都庁・気象庁担当記者 伊藤佳子
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