
軽油がガソリンより高くなる?
8月19日(火)の大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)は、ガソリン税の暫定税率のみ廃止されると軽油がガソリンの方が高くなるかもしれないという、東京新聞の一面記事を紹介した。
番組で紹介した記事によると、軽油引取税に上乗せされている暫定税率の扱いが宙に浮いており、廃止されれば、トラック業界だけでなく、ディーゼルエンジン車の利用者にも少なからず恩恵が及ぶが、秋の臨時国会で廃止が審議されるのは、ガソリン税の暫定税率のみで、場合によっては軽油とガソリンの価格が逆転し、「安い軽油」という常識が覆る可能性がある、とある。
野党7党が8月の臨時国会に提出した法案は、ガソリン税の暫定税率を11月から廃止する内容で、軽油は対象外になった。地方税の軽油引取税は1リットル当たり32.1円が課せられ、そのうち17.1円が上乗せの暫定税率で、野党側は「軽油も遠からぬ時期に廃止するのが筋だ」などとしつつも、地方の税収減に配慮して今回は廃止を見送ったと、記事にはある。
この記事を受けてお笑い芸人の大竹まことは、ガソリンにかかっている暫定税率だけ取ってしまったら、今度は軽油にかかっている税金のほうが高くなっちゃうということになるよねと発言し、ガソリンを今まで使っていないたとえばトラックや長距離バスの業界などは何の恩恵もないということになる、と驚いていた。
フリーライタの武田砂鉄氏は、軽油も遠からぬ時期にということではなく、今このようなプランをトータルで考えているということを提示しなければいけないと話し、『いつかやろうと思う』ということだと、軽油とガソリンの価格差が問題になってしまうと述べた。
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