韓国の李大統領がトランプ大統領と就任後初会談。米韓関係の再構築に前進か。

韓国の李大統領がトランプ大統領と就任後初会談。米韓関係の再構築に前進か。

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8月27日(水)の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、水曜コメンテーター・経済アナリストの森永康平氏と番組パーソナリティの寺島尚正アナウンサーが、昨日行われた、李大統領の就任後初の米韓首脳会談のニュースについて意見を交わした。

森永氏「トランプさんはアジアで有事が起きた際のスタンスの確認を確かめに来た程度の会談だったのでは?」

寺島尚正アナ「韓国の李在明(イ・ジョミョン)大統領が、25日、就任後初めてアメリカ・トランプ大統領との会談に臨みました。尹前大統領による2024年12月の非常戒厳で、対米関係にも空白が生じました。経済分野や対北朝鮮での協力を確認するなど、関係の再構築には一定の前進があったといいます。米韓首脳会談が行われましたけれども、これは森永さんはどうご覧になりますか?」

森永康平「やっぱり韓国側からすると、就任後初めての会談ということもありますし、その前に少し政治空白がありましたから、あんまり韓国側から踏み込んだ話も当然できないし、
変な要求とかもできないでしょうと。一方で、アメリカは、韓国はちょっと足腰弱い状態なので、思い切りガツンっていくかと思えば、そこは結構紳士的だったなと。軍事施設を縮小するだなんだとか、そういう話は出るかもって話もあったんですけども、それは出さずに、あくまで経済分野もそうですし、朝鮮半島における有事に対する臨み方に関して前向きな議論をしましょうね、というような形だったので、まあ、ちょっと形式的なところが多かったかな、という風に思います。あまり具体的な話や『次、こういうアクションをしましょう』みたいなところはなかったなと思いましたね」

寺島「今ご指摘の通り、在韓米軍の移転だとか縮小、これは議題に上がらなかった。これ、様子見ってことですかね?」

森永「今の時点ではトランプさんもいろいろ抱えてるじゃないですか。各国との関税交渉もありますし。そういう意味では、すぐさま圧力をかけて何か条件を引き出すという得意のディールをやるようなタイミングでもないと。ただ、いざという時にディールが発動できる状況かどうか少し見定めたぐらいなんじゃないかなと。そもそもトランプさん、もともとアジアで有事が起きた時は、当然アメリカは何もしないなんてことは絶対言いませんけど、ただ基本『韓国・日本・台湾は少なくとも多少は頑張ってくれよ』っていうスタンスは昔から取ってますから、そのスタンスの確認というか、それをちょっと確かめに来たぐらいの話なのかな? と思いましたよね」

寺島「むしろトランプ大統領は『今年中にも北朝鮮の金正恩総書記と会う用意がある』みたいなことは言ってましたよね? 『我々は悪い関係じゃないんだ』っていう風に言っていたように記憶していますが」

森永「なので、そういう意味では韓国は直接北朝鮮と関係を良くするための交渉をするというよりは、トランプさんもそういうのがやりたそうだし、関係も悪くないって自認してるだろうから、そこはうまいことやってくださいねと。逆に渡りに船なところもあるんでしょうね」

「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~9時、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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